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IKEA古民家イベント

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    11月6~9日に、上野桜木町の古民家・市田邸でおこなわれた、IKEA新三郷オープン記念イベントと、その後に歩いた不忍池界隈の写真です。 イベントは和の家にどうIKEAの北欧デザイン家具を組み合わせるのかを見せてくれた、なかなか面白いイベントでした。

『けいおん!』聖地巡り・その1 豊郷への道のり

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    9/2~3と滋賀と京都の『けいおん!』ゆかりの場所を巡ってきた記録です。 まずは校舎のモデルになった豊郷小学校・旧校舎のある滋賀県豊郷町へ向かう道すがらの色々をば。

『けいおん!』聖地巡り・その2 豊郷小学校・旧校舎

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    9/2~3と滋賀と京都の『けいおん!』ゆかりの場所を巡ってきた記録です。 続いてはアニメの再現度がよくわかる実際の豊郷小学校・旧校舎を。

『けいおん!』聖地巡り・その3 けいおん!inリアル

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    9/2~3と滋賀と京都の『けいおん!』ゆかりの場所を巡ってきた記録です。 こちらは旧校舎に開設された観光案内所を彩るファンの持ち寄ったグッズや「トンちゃんパン」「巡礼記念キーホルダー」などの記念グッズ、せっかくなのでドールを持ち込んで撮ってみた写真など色々ですw

『けいおん!』聖地巡り・その4 京都市内あちこち

  • Su
    9/2~3にかけて滋賀・京都の『けいおん!』にちなんだ場所を巡った旅の記録です。こちらは9/3に京都市内のあちこちを見て回った時の写真で、『けいおん!』だけでなく『四畳半神話体系』『ネイチャージモン』も混じったりしてますw

らきすたの街・鷲宮 20081109

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    ロングドライブの練習がてら、地元より来るまで40分ほどの埼玉県・鷲宮町に行ってきました。そこで撮った写真を色々と。

映画・テレビ

2017.03.21

「現在」の日本は個性がない? 海外ドラマの「変なニホン」は何故無くならないのか

■海外のドラマや映画の中にニホンが登場する際、どうにも描写や言動がおかしい「変なニホン」になることが多い。日本に関する情報やインターネットなどが普及していない時代なら、それも仕方ない面もあったといえる。だが、いまやネットによって様々な国の情報や事件等にリアルタイムで触れられる時代なのに、日本に関しては「変なニホン」描写が無くなる気配が無い。しかも近年の『CSI』シリーズや『BONES』シリーズなどのリアルな科学捜査がウリになっている作品でも、日本絡みになると「変なニホン」が大真面目に描かれるエピソードが飛び出してくるのだ。他の国に関することになると特におかしな描写にはなっていないことを考えると(実際にその国の人から見ればおかしな部分があるかも知れないが)、「変なニホン」は割と確信犯的に描かれているとしか思えないのだ。

■そんな「変なニホン」描写が久々に炸裂したのが、2月よりWOWOWで放映スタートした『クリミナル・マインド 国際捜査班』だ。


国境を越えて犯罪を追う、FBI国際犯罪特別捜査班の活躍を描く、人気ドラマシリーズ「クリミナル・マインド」のスピンオフシリーズ。主演はゲーリー・シニーズ。

FBIの精鋭チームIRTは、海外で凶悪犯罪に巻き込まれた可能性がある米国人を現地に飛んで救う。FBIで長年勤続してきたベテラン、ジャック(G・シニーズ)をリーダーとし、何カ国語も話せる文化人類学者でもあるクララ(A・D・L・ガーザ)、子ども4人のパパでもあるマット(D・ヘニー)、検視官メイ(A・ファンケ)というメンバーは、米国で情報収集をしたり被害者家族の面倒を見るラス(T・J・ウィリアムズ)と連携しながら世界各地で活躍。
そんなIRTは、タイのバンコクで米国人3人が失踪した事件、インドのムンバイで起きた臓器売買をめぐる事件、日本の青木ヶ原樹海での自殺に偽装された連続殺人事件などに次々と挑んでいく。 (公式サイトより)


それぞれのエピソードで描かれる事件は、舞台となる国の風俗・慣習・歴史・政治情勢などに関わるものとなっていて、その描写もおおむね正確ではあるのだが……東京が舞台となった第4話「死神のささやき」が、近年ではかなりの「変なニホン」案件だったのだ。


東京で1週間の間に3人のアメリカ人が死んだ。死因を自殺と断定した警視庁は、IRTの来日を歓迎していなかったが、IRTと連携を取ることになったカズミとリョウは、次第にジャックたちのやり方を受け入れていく。その後、日本人の寿司職人が死亡。さらに3人目の被害者の兄も殺される。一見つながりのなさそうな被害者たちだったが、全員が築地の「大ちゃん寿司」の経営者夫妻の自殺に関係していたことが分かり……。(公式サイトより)


東京で発生したアメリカ人連続自殺に事件性を感じたIRTが東京に乗り込んで捜査に当たるのだけど、導入部からのやりとりからパンチが効いている。

クララ「首吊り、自害、飛び込み…」

メイ「いちいち名前がついてるわけ?」

クララ「日本では自殺が文化の一つとさえ言われてるわ。侍から神風特攻隊のパイロットまで

ジャック「日本人にとって自殺は名誉ある行為だ

このやりとりだけでは「日本をわかっていない」と短絡的に考えてしまいがちだが、海外の視点では人材を無駄に失うだけの「神風」などはこのような解釈で理解するしかないということなのだろう。

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日本に到着したIRTの面々を警視庁の女性警視正カズミが出迎えるのだけど、ここでのやりとりもすごかった……。

「日本では初対面の相手とは名刺交換をするのが礼儀なんだ」

と語るジャック。そしてカズミ警視正とはお互いに名乗りながら何度も「お辞儀」の応酬の末に互いに無言で見つめ合う……ここで「ああやって相手が信頼できるかどうかを探っているんだ」と聞いた事のないニホンの礼儀作法が。そうして相手との信頼関係が成立したのか、お互いに名刺交換をしてやっと本題に……ここらへんも日本人同士の挨拶のやりとりが、海外からは奇異に見えているということの現れなんだろうか。

■上に引用したあらすじにもあるように、事件の鍵となっているのが色々と話題の築地市場なんですが、そこに登場するのが日本人の知らなさすぎる「築地市場」(^_^;)。

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ジャック「これがあの有名な築地市場か」って全然違ういますよ(^_^;)

事件の被害者となるアメリカ人達(写真二番目)が「SUSHI発祥の地だからありがたく味わえ」と食べていたのが「生牡蠣にうずら卵と刻みネギを載せて味醂を数滴足らした」一品……それははたして「SUSHI」なのか(^_^;)

写真三番目のシーンではジャックが「何度も日本に来ているが、あのマスク、健康のためだとわかっていてもいまだに馴れないな」とコメント。たしかにやたらマスクして外出している人が多いのも外国人には奇異に見えるという話を何かで見た記憶が。

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そして冷凍庫で板前が「切腹」した状態で凍り付けになっているという新たな事件が……冷凍庫にワイヤーラックとか、スチロール製トロ箱に貼られた「腐りやすい」ステッカーなど、色々じわじわくるシーンを境に、事件は急展開をしていくのでした……。

■ここまでトンデモシーンをピックアップしてみたけど、すべてがトンデモかというとそうでもない。三人目の犠牲者が青木ヶ原樹海で首吊り死体で発見された件では、地理条件を無視しないで「夜に築地で消えた被害者が、何故車で二時間かかる青木ヶ原までいって首吊りを?」と事件性を疑う鍵になったり、築地市場のシーンでは「オープンは1923年で魚の取引量は世界一」とデータは正確。そして事件の鍵となるのが「築地市場周辺の再開発」と色々とタイムリーな話題となので、現在の日本に対して不勉強というわけではないのです。それだけに、細かな「変なニホン」描写とのギャップが妙な味わいを醸し出す異色エピソードとなっているのですわ……。

■このドラマの他の国のエピソードは、前述の通りかなりリアルなテーマを扱っている。第一話のタイでは人身売買ビジネス、第二話のインドではカースト制度による差別と貧困&それにつけ込む臓器売買ビジネス、第三話のエジプトでは同性愛差別や「アラブの春」の揺り戻しによる民主化運動の厳しい状況など、それぞれの国のドラマ製作時の現状に即した内容をドラマの核としているのだ。その流れから考えた場合、はたして「現在の日本」にはドラマになり得るテーマは存在しているのだろうか?

政治関係は国民の大半が無関心なために、ドラマになるような大きな動きは無い。東日本大震災や原発事故は解決に至ることなく風化しつつある。ものづくりも下降線で、かつては「エコノミックアニマル」と揶揄されるほどの経済的な優位もない。「現在の日本」に残っているのはオタク・サブカルチャー関係かヘイトスピーチぐらいしか残っていないのではないだろうか。

海外ドラマ/映画で描かれる日本描写がトンデモなのは、現在の日本に対する不勉強さの結果ではなく、勉強した結果として「現在の日本を描いても面白いドラマにならない」という結論に至ったのでは。 逆に過去の日本やそれに由来する様々な文化や風俗は個性的で面白いので、様々な形で取り入れられていく。その結果として「スシ・スキヤキ・ニンジャ・サムライ・フジヤマ・ゲイシャ・ヤクザ・オタク」といったものがカオスとなった「変なニホン」がコンテンツとして継承されているのではないだろうか。

■見る人によっては国辱物にも映る「変なニホン」だが、それを払拭するには「現在の日本」がそれを上回る魅力と面白さを提示するしかないのかもしれない。世界中で大ヒットを記録している『君の名は。』あたりがその突破口になるような気もするが、はたしてそれに続く「現在の日本」を海外にアピールしうるコンテンツは現れるのだろうか。官民双方が「日本スゲー」に終始しがちな現状ではそれも難しい気もするのだが……。

2016.06.08

ガルパン劇場版BDに合わせて格安ホームシアターシステムを導入してみた

■5月27日に発売された『ガールズ&パンツァー 劇場版』BD&DVD。立川シネマシティでの極上爆音上映が盛り上がるなど、音響効果のグレードの高さが大きな魅力の作品だけに、家で見る時でも音響にこだわりたい…そんなわけで、なるべくコストをかけずに『ガールズ&パンツァー 劇場版』を家で楽しめないかと色々調べてみたところ、パイオニア製ホームシアターシステムにこんな製品が。

パイオニア HTP-S363
ホームシアター導入の際に、一番の悩みどころになるサブウーファーの置き場所だが、このセットだと縦置き/横置き可能なスリムタイプなので、設置の自由度が高いのが大きな魅力。そして実売価格が26000円と、5.1chホームシアターシステムとしてはかなりの安さ。
ヨドバシカメラ店頭で実物を試すこともできたので、安かろう悪かろうな類のものではないと確認。夏コミ新刊のネタにもできるだろうとのことで、秋葉原ヨドバシにてHDMIケーブル込みで28040円にて購入してみました。

パッケージはサブウーファーユニットとスピーカーに分かれているので、持ち帰りの際にはご注意を。自分は車だったので楽でしたが。

■家に帰ってセッティング作業開始。まず取りかかるべきはサブウーファーユニットの置き場所確保。

ユニットの寸法は高さ115ミリ×幅435ミリ×奥行363ミリなので、テレビ横に縦置きすることに。DIYで余った端材をテレビ台との間に渡して床を設置。

HDMIケーブルの接続などを確認。端子に接続機種が指定されてるけど、単にセレクタ-的な意味合いなので、どこに差しても音質には影響無し。そして、ここで要チェックなのが「光デジタルオーディオケーブル」
テレビの音声をHDMIケーブルでホームシアターシステムに送れるARC機能対応テレビなら、HDMIケーブル1本で問題ないのですが、非対称のテレビの場合は光デジタルオーディオケーブルでサブウーファーユニットと繋ぐ必要があるため、ない場合は事前購入しておきましょう。

実はそれを知らずにヨドバシで買うのを忘れてまして…幸い、昔使っていたケーブルを発掘できたので、それを利用し事なきを得る(^_^;)。

ケーブル類とスピーカーを繋いで、サブウーファーユニットを縦置き。けっこうな存在感だがうまく収まりました。

スピーカーをセッティング。本来ならサラウンドスピーカー×2を背後に設置するのですが、タンスなどがある我が家の6畳間だとセッティングに工夫が必要。とりあえずはフロントスピーカーとサラウンドスピーカーを重ねることに。専用接続金具も用意されているので、ネジ止めのみでOK。これで5.1chサラウンドでガルパン劇場版が楽しめる…と思ったら、さらなる難問が(^_^;)

■PlayStation4をBDプレイヤーとして使用し、いざ再生。おお、テレビのスピーカーとは段違いの音が…と思ったのですが、サブウーファーユニットに表示されてるコーデック名は「PCM」と2.1ch音声のものが!

最初はPS4とサブウーファーユニットの間にソニーの3D対応ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」がパススルーで挟まってるせいかと、直結させても変化なし。

続いてPS4本体の設定をチェック。オーディオ設定を5.1chにしたところ、サブウーファーユニットの表示が「DTS」に変わり、無事5.1chコーデックで出力されているのを確認。でも、ガルパン劇場版BDを再生すると、またもや表示がPCMにorz

何かしらのトラブルかとググると、同様の症状に遭遇した方による解決法が。

・PS4本体の設定を5.1chにした後にBDを再生
・再生中にコントローラのoptionボタンを押してメニュー呼び出し
・メニュー内の「設定」からオーディオ設定を選択し、そこで5.1chへと設定


これでようやくBDも5.1chで再生されるようになりました(^_^;) こんなもんPS4本体の設定で対応しろとは思いますが、なんとかこれで5.1chセンシャラウンドによる自宅再生が可能になりました。

■さて、いよいよ本題の26000円のホームシアターシステムでガルパン劇場版BDは楽しめるかですが…結論から言うと十分過ぎるほど楽しめました!

サブウーファーのパワーを最大にしてみたところ、スリムタイプとは思えないほどの振動で鳴り響く砲撃音が! 外にいても重い砲撃音が聞こえてくるので、これは何かの事故と思われかねないので、近所迷惑にならないレベルまでサブウーファーは抑えることに(^_^;)

スピーカーを前方配置にしてもサラウンド効果はしっかりと発揮。エキシビションマッチを観るミカとアキのシーンでは、セミの鳴き声が自分を包み込むような感じで聞こえてきましたし、大学選抜戦での乱戦でもサラウンド効果は遺憾なく発揮されてました。

仮想11chまで再現する3Dサラウンド効果も設定可能で、これをフルにすると対カール戦でのミカのカンテレがホール演奏みたいに鳴り響いたり、実家に帰ったみほにまほが「みほ」と声をかける所&「家元、蝶野様がお見えです」の台詞が、天からの声のように響くといった面白い効果も。


劇場では気付かなかったエンディングテーマで使用されている楽器の音もはっきり聞こえるなど、家で見るからこそ味わえる、新たな『ガールズ&パンツァー 劇場版』を楽しめるのも大きな魅力かと。

■期待と不安が半々でしたが、このホームシアターシステムの導入は正解でした。この手のものとしては投資額も安く設置も簡単。サブウーファーユニットも場所をあまり取らないので、ワンルームの5.1chホームシアター化の最適解かもしれません。
Bluetooth接続にも対応しているので、スマホやタブレットと組み合わせて音楽やラジオ(radikoなど)を大音量で楽しむといった使い方もできますし、ホームシアターだけに留まらない魅力のあるシステムかと。
とりあえず、今後はサラウンドスピーカーの後方配置を何とか実現させて、リアル5.1chにしたらどれくらい変わるかを試してみる予定です。



2016.02.20

『ガールズ&パンツァー 劇場版』4DXに行ってきました

■昨年11月下旬からのロングランが続行中の『ガールズ&パンツァー 劇場版』。その4DX版の公開が本日よりスタートということで、何とかチケットを確保できた109シネマズ佐野での上映に足を運んでみました。水を使った演出もけっこうあるとのことなので、念のために着替えのシャツとタオルも用意して、いざ小山から国道50号線を西へと向かい。40分程で佐野市へ。

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20日から入場特典にバレンタインイラストカードが用意されたこともあり、水曜深夜には各地の上映館の予約システムがダウンする勢いでチケット争奪戦が繰り広げられただけあって、109シネマズ佐野も今日と明日の上映分は全滅(^_^;)。

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4DX上映に関する諸注意。「コンセッションのトレイ」をトイレと空目して、「トイレは使えないので袋をご用命下さい……つまり吐きたくなったら袋に?」と焦ってしまったり(^_^;)。

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初めての4DXシアターに入場。様々な演出を実現する機能が詰まったシートなので、席自体が大きくてゆったりなのは嬉しいところ。各座席の背にあるのは、後ろの観客の顔に水を浴びせるためのノズルか。こちらを使うかどうかは席のひじかけに設置してあるボタンで無効にもできるのだが、シアター全体に対する水系演出ではあまり関係が無い模様。

■そして上映を体験……この4DX版『ガールズ&パンツァー 劇場版』、例えるならば東京ディズニーランドのスターツアーズが30分&60分ずつぶっ通しで続くかのような感覚(笑)。席の動きも予想以上に激しく、映画というよりは遊園地のライドアトラクションに乗っているかのような感覚。機銃の弾が間近をすり抜けていく感覚が圧縮空気で再現されたり、戦車戦以外にもボコがボコられるところまで体感できたり、映画を見に行ったというよりも極上のアトラクションを体験しにいったかのような二時間でした。

■上映館数が全国で30館ほどなのに加え、メカ仕掛けの都合上1シアターあたりの座席数も少ないので、見るためにはどこでもいいから先ずチケットを取る事が最優先という状況ですが、もし余裕があるなら座席は最前列~3列目あたりを狙いましょう。普通の映画だとあまり取らない席ですが、今回の『ガールズ&パンツァー 劇場版』4DXは、スクリーン付近でのスモークなどの特殊効果が多用されているので、できるだけ前で見た方がそれらを楽しめるかと。

気になっている人も多いであろう水を使った演出ですが、けっこう多用されてはいるけどすぐに乾くので、わざわざ着替えなどを準備しなくても大丈夫かと思います。眼鏡を付けている人は、眼鏡に水がかかった時用に乾いたハンカチなどを用意しておけばいいかと。

あと「聖グロリアーナはどんな時でも紅茶をこぼしたりいたしませんの」ごっこを考えている人は、悪いこと言わないからやめておいた方がいいです(^_^;)。ハンパなくシートが動きまくりますので。それだけに乗り物酔いしやすい人とかも酔い止め対策は必須かなとも。

■とにかくプラス1000円の追加料金を払うだけの価値はある、楽しい上映となっていますので、機会があるならぜひ足を運んで見てください。痛快アクションに徹した作品でもあるので、4DXを体験してみたいという人にもピッタリなんじゃないでしょうか。

■特典のカード、封筒入りだったので上映終了後に遅いランチをしつつ開封。

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なぜか封筒が二つあり、年賀状みほとバレンタインみほのダブルみほでした。入場料が高い分サービスなんでしょうかね。他の4DX上映館も2枚もらえたんだろうか。

■あといよいよ劇場版BD&DVDの発売も決定したようなので、遅ればせながらAA貼らせていただきます(^_^;) ショップごとに色々と特典も用意されているけど、タペストリーとか飾るスペースがない自分は、コンテンツ重視で戦車トークCD付きのAmazon限定Blu-ray特装版を予約しました。

2013.11.23

『武器人間』見てきました!(&冬コミ参加告知&ビンボーな近況報告)

■割と不可抗力的な状況の変化で仕事が激減して死にそうになり、その穴を埋めるべく色々仕事を開拓してたら一気に〆切が押し寄せて別の意味で死にそうになったりと、夏以降は色々と大変な状況に……貯金も社会保険や生命保険の支払分のみ何とか残してあるぐらいで、月末になったらほぼ確実に底を尽く状況でどうしたものかとorz 今月の仕事のギャラが入る年末まで乗り切れるのか、俺。

■そんな状況下でも、冬コミケに何とか無事受かりました。

冬コミ3日目・西れ-30b
「私立歯車高校」

今回もガルパン本で、ガルパンと大洗に関する色々なネタをまとめた本になるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。夏コミで出したガルパン本『FUN TO PANZER!』『戦車乗りと恋するための戦闘教義』も持っていきますので、合わせてよろしくお願いいたします! こちらはCOMIC ZINにて絶賛委託&通販中ですので、こちらもよろしくお願いいたします。

■先月から今月にかけては毎週末大洗に行ってたような状況だったので、ブログのネタは色々とあるのですが、今回はこっちを書きたくなったので……。

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大山のぶ代ナレーションの予告編が話題になっていた『武器人間』が、地元である栃木県小山市のシネマロブレ5で公開だったので見てきました。一応シネコンではあるものの、全席自由席だったり売店のガラスケースにお菓子と一緒にパンフレットが並んでいたり、スクリーン前には地元企業名が刺繍された緞帳があったりと、単館からシネコンに切り替わる過渡期ならではの不思議な造りの映画館なのですよ。市内のショッピングモールにある同系列シネコンで所謂メジャー最新作をやっているせいか、こちらではマニアックなラインナップを積極的に上映していて、その流れでの『武器人間』だと思うのですが……他の上映館がいずれもレイトショー扱いで一日一~二回しか上映していないのに、ここでは午前中から一日四回上映。ちなみに自分が見た回は平日の午後3時前ということで観客は自分一人……スクリーン独占状態で、この問題作に挑むこととなりました。

ちょっとネタバレ的な部分もありますが、映画の感想をば。大山のぶ代ver.予告編のせいもあってネタ映画的に思われている部分もありますが、そんな予想は冒頭でいきなり裏切られることに。
舞台は大祖国戦争の時期。ソビエトの映画学校の学生が、ある偵察部隊と行動を共にしながら撮影した記録映像という体を取ったモキュメンタリーで、散発的な戦闘や民家での略奪、捕虜にしたドイツ兵の処刑などを淡々と記録しながら話は進み、辿りついた謎の寒村でフランケンシュタイン博士の武器人間工場に迷い込むという展開なのだけど、これが何とも緊迫感満点で面白いのですよ。
迷路のような閉鎖空間に追い込まれ、そこにただ敵を殺戮するためだけに現れる数々の武器人間達。人間としてのモラルを完全に喪失し、自らの技術で武器人間を作ることにしか興味を持たないフランケンシュタイン博士、死体や生きた人間を材料に、効率よく武器人間を作るためだけに作り上げられた工場が醸し出す狂気(変にシステマチックなあたりがアウシュビッツとの共通項が見てとれるあたりも、その狂気を色濃くしているかと)……それらがモキュメンタリーという手法によって、リアリティ満点の救い無い地獄として描き出されているのが、『武器人間』という映画だったのです。

■武器人間達はデザインだけで見るとすごく戯画的で、所謂特撮ヒーロー物の怪人テイスト。だけど劇中で感じるのは「フランケンシュタイン博士の狂気の産物」というリアリティ。『仮面ライダー』のショッカーをとことんリアルに描いたら、この『武器人間』になるんじゃないかという思った(ショッカー自体もナチスの人体改造技術で怪人を生み出す残党組織ですし)。「なあ、信じてみないか。たとえ神も仏も居なくても、仮面ライダーは居る、ってな…」という名セリフが『仮面ライターSPIRITS』にあるけど、仮面ライダー無き世界のショッカーが存在したら、たぶんこんな姿なのじゃないかと。
『パシフィック・リム』が描き出した巨大ロボットと怪獣の世界に対して、日本の特撮ファンや製作者の一部が妬みにもにた反応を示したのが色々と話題になっている。旧来からの「ヒーロー物はかくあるべし」的な圧力の前に頓挫し続けてきた、日本製の「リアルな等身大ヒーロー特撮」というものにヒーロー不在ではあるけどある種の答えを見せた『武器人間』。これを等身大ヒーロー特撮のファンや製作者が見たらどう捉えるのか、すごく興味がある。それだけに、もっと見やすい環境が整って、多くの人に見てもらいたいのですが。

■小山のシネマロブレ5でも、『武器人間』は今月28日までの上映で、上映回数は午後・夕方&夜・レイトの一日三回に(それでもやはり多いのですが)。関東近県の方は是非とも遠征をオススメします。上映時間は下の画像をご参考に。

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2013.09.16

『小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい!』雑感~京アニがこうも雑な「劇場版」を世に放っていいんだろうか(ネタバレありかも)~

■17回目のガルパン聖地巡礼(今回は茨城空港とクックファンのみで大洗に行けませんでしたが)を終えた帰り道、北関東自動車道ICを降りてすぐの所にあるMOVIX宇都宮に立ち寄り、公開初日の『小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい!』を見ることに。一番大きな504席のスクリーンが割り当てられ、午後九時過ぎスタートのレイトショーにも関わらず五割ほどの入り。こいつは期待できそうと思ったのですが……。

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■最初に断っておくと、自分は『中二病でも恋がしたい!』はBD全巻揃えるくらいには大好きな作品ですし、放映中は否定的な意見も多かった終盤のシリアス展開も、自分が一番見たかった勇太の男気が爆発する最終回へと繋がったと思えば全然OKでした。そんな「勇太の物語」として極上の青春ジュブナイルぶりを見せてくれた『中二病でも恋がしたい』を、劇場版では「六花の視点で描く」なんて言われたら、期待するなという方が無理。そんなわくわく感を抱いて鑑賞に挑んだのですが……見終えた後の感想は「こんな雑な総集編を劇場版とか言って公開しないでほしい」でした。ただひたすらにガッカリでした。

■『小鳥遊六花・改』は、中二当時の勇太を描いた「Lite」の新作から始まり、「居眠りしていた六花が見た妄想世界での勇太との結婚式&中二病バトル→部室で(何かの問題解決に出向いている)勇太を待つ六花達→勇太を待つ間に六花の口から語られる、勇太と過ごした日々という名目の総集編→帰ってきた勇太が合流し、アニメ第二期のプロローグ的なあれこれ→そして新ヒロイン登場」という具合で、総集編以外の新作パートは正味20数分といったところ。残り70分ほどが総集編パートなわけですが、これが主に六花がカワイイ系の見どころばかりを繋いだだけ。
物語的な再構築どころか説明すらも一切無く、「六花の視点で描く」と言いながら六花のモノローグ的なものもほとんど無し。
パンフレットで監督は「1時間に全てが入るわけではないので、むしろ劇場の大画面で映えそうな部分をピックアップする形でファンムービー的に編集を行いました」と語られてるけど、ニコ動あたりでファンが編集してるMADの方がよほどうまく作品を活かす形でやっていると思う。単なる第二期のプロモーションフィルムでしかないのだったら、ファンディスクとして売るかテレビスペシャルとかでやればいい。こんな代物を「劇場版」として送り出せるのは、作品としての『中二病でも恋がしたい!』に思い入れも愛も無いからじゃないだろうかと京アニを疑いたくなるぐらいですわ。

■京アニ作品の魅力の一つは「職人的な作品の丁寧な作り込み」にあると個人的に思っている。映画『けいおん!』を30回以上見に行ったのも、何度見ても飽きがこない上に、見る度に新たな発見のある作り込みの深さに惚れ込んだからだし、テレビ版『中二病でも恋がしたい!』も、そんな丁寧さが存分に盛り込まれていて見ていて毎回気持ちが良かった。でも、『小鳥遊六花・改』にはそんな魅力がまったく感じられなかった。冒頭の妄想結婚式&バトルシーンにリソースを費やすぐらいなら、マトモな六花視点の総集編としての再構築にそれを使ってほしかった。なんだか受け手の自分が感じた『中二病でも恋がしたい!』と作り手の京アニが考えている『中二病でも恋がしたい!』は別物だったのかもしれないという気分にさせられました。

■物語としては続編を作る余地など無いほどキレイに完結していただけに、第二期には正直不安を感じていたのですが、『小鳥遊六花・改』終盤の第二期への前振りでそれを確信させられる事に。「中二病VS世間」という視点が『中二病でも恋がしたい!』のキモの一つだったと思うのですが、世間側のキャラクターをざっくりリストラして、典型的萌え作品的な理由付けで勇太と六花を同棲させてしまったりとか、第一期の丁寧さはどこにいってしまったんだろう……。実際の放送を見るまで判断は避けますが、正直第二期にはあまり期待できそうもありません。ぜひともこんな気持ちを裏切るような出来を期待してはいますが。

■この手の総集編系アニメ映画の場合「ファンにはお勧め」という評価軸がありますが、『小鳥遊六花・改』はファンにもお勧めしがたいです。まあ物語より女の子キャラに惹かれていた人なら大丈夫かも知れませんが。

2009.12.24

『アバター』3D観てきました/小説『ウルトラマンメビウス 怪獣使いの遺産』

■昨日から正式公開だった『アバター』。22日の中央線の運転遅延の煽りで終電を逃してしまい、幸か不幸か新宿バルト9で先行上映の深夜レイトショーで観ることに。圧倒的な映像美には完膚無く打ちのめされて最後まで楽しめたのですが、中盤のあのシーンは9.11のメタファーだったりするんだろうかな(微ネタバレ反転)。あの時は被害者だった側が、他の星で圧倒的な力をふるって同じことをやってしまうというのは、キャメロンの何かしらの皮肉が込められているのかなとも思ったり。軍人キャラがごく一部を除いて清々しいくらいの脳味噌筋肉野郎ばっかだったことも込みで。

■ボイスやツイッターの方には書いたけど、今回の『アバター』3D版は視神経への負担がハンパないので無理に観なくてもいいんじゃないかと。ピクサーとかの単純化されたビジュアルならともかく、あの圧倒的密度の実写&CGを3Dで160分ぶっ通しというのは、かなりきつかったです。数時間近く目の疲れと偏頭痛が続きましたし。
 ソニーとかがブルーレイの3D規格を積極的に推進していますが、健康・体調面での配慮もちゃんと考えているのかなと心配になりますわ。見切り発車とかしたら、第二のポケモンショック的な事故だってありうるかも。

■昨日は本屋で、気になっていた小説版『ウルトラマンメビウス』の「怪獣使いの遺産」を立ち読み。放送版では正直言ってかなり不満の残る内容だったのですが、そこらへんがうまいこと補完されていて、これなら「怪獣使いと少年」後日譚として何とか成立してるかも。
『帰ってきたウルトラマン』におけるあの事件が、日本固有の部落/在日差別をベースにしていることが匂わされていたり(その事件とジャミラの一件が外交上デリケートな問題として機密レベルの高い情報として封印されてるあたりとかも)、「メイツ星人を攻撃すべし」という補佐官の発言がネトウヨにもてはやされたり、GUYSメンバーから「きっと殺されたメイツ星人は侵略の尖兵だった疑いもあるんだから殺されても仕方ない」みたいな発言が飛び出すといった皮肉のキツイ描写も、「怪獣使いと少年」から連なる話としてはありかなと。

■放映版で一番納得いかなかった「良少年は楽しそうにUFOを捜すために地面を掘っていた」というエピソードに関しても、新たな解釈が加わっていて、読者に判断をゆだねる形になっていたのも良かったかと思います。これをそのまま映像化できていれば良かったんだろうけど、今のテレビのレーティングじゃ不可能だったのだろうな。

2009.12.04

この週末が「マイマイ新子」を観るラストチャンス?

観た人はいずれも絶賛するハイクオリティな傑作ながら、あまりの宣伝の少なさに興業的にはかなり苦戦している「マイマイ新子と千年の魔法」ですが、ツイッターでの監督のつぶやきによれば、来週には上映打ち切りの可能性が高いとのこと。

たぶん今度の土日が確実に観ることのできるラストチャンスだと思いますので、ぜひとも観に行っていただければと思います。本当にいい作品ですので!

2009.12.03

公開中の映画雑感・アニメ編

■大仕事をいくつか片付けた反動もあってか、先週から今週にかけてやたらと映画を見に行くことに。良作・話題作が目白押しだったこともあるけれど、ツイッターの方ではつぶやき切れなかったことも含めて、感想をメモ代わりにいくつかまとめます。

『マイマイ新子と千年の魔法』
 まったく宣伝されていないせいか、上映がどんどん縮小されつつあるようなので、アニメファンなら今のうちにぜひとも見てきてほしい一本。『マクロスF』をリピートして見に行く時間があるなら、そのうちの一回を割いてでも見てほしい!(別に『マクロスF』がダメとかいう意味ではなく。自分も見に行ったし)
 それにしても、この映画を語るのは思った以上に難しいです。どこが良かったかを説明しようと思うと、どうがんばってもネタバレにならざるを得ないというぐらい、無駄なシーンが1つもない密度の濃さなんですわ。
 終始子どもたちの目線で描かれていく子ども時代の楽しくもまぶしい毎日と、それと同時にフレームの外で進行していく「大人たちの事情」。そして、そんな大人の世界は時に容赦なく子どもたちの時間を……新子と貴伊子が心の中で育む「千年の魔法」さえも消し去ろうとする。一見すると『となりのトトロ』的なノスタルジーをメインに据えた作品かと思いきや、ファンタジー要素は極力排されていて、大人の世界や田舎のネガティブな部分もリアルに描き込み、あの時代の子どもの日々をとことんつきつめて描いた作品なのだ。
 こう書くと辛気くさい作品のように思えるけど、そんなことはまったくない。キャラクターはやわらかなタッチで何ともかわいらしいし、新子と転校したばかりで田舎になじめない貴伊子が、おそるおそる距離を測りながら相手に近づこうとする様&そんな2人を一気に打ち解けさせることになる珍事件(公式サイトで6分間のムービーで観ることができます)、そこから芽生えるロリ百合テイストっぽいふたりの仲良しぶりなどなど、きめ細かな作画で描かれるヒロイン2人を見るだけでも料金を払う価値はあるかと。
 こういう萌え系的な評価があまり合う作品とはいえないのだけど、それをきっかけにしてでも観ていただければと。何かもらったわけでもないのに、こうしてプッシュしたくなるというか、あまりに製作側が宣伝しなさ過ぎるので勝手連的に応援したくなる、そんな隠れた大傑作です。本当に1人でも多くの人に見てほしいですわ。公式サイトで公開されている本編の一部を観て、何かくるものがあれば、絶対に楽しめるはずですから。

『東のエデン 劇場版Ⅰ The King of Eden』
 作品の聖地ともいえる豊洲ららぽーと内のユナイテッドシネマ豊洲で初日に観てきましたが、さすがにえらい盛り上がりっぷりでした。劇中で滝沢の部屋となっていた劇場内カフェで、スペシャルドリンクを飲みながら「ああ、あそこから2万人の全裸ニートが襲来したんだな……」と想いを馳せたりしつつ、19時の回を鑑賞(以前の回はいずれも大混雑で良い席とれなかったので)。
 今回の劇場版二部作に関しては「こんな形じゃなく、テレビで2クールやってすべてを描くべきじゃないか」という意見も耳にしたけど、実際に観てみるとこの形式は正解だったと思いましたわ。
 実際のTV終了から劇場公開までの約半年のタイムラグが、劇中でのタイムラグ(TV最終回の事件→劇場版)とほぼ同等ということで得られるシンクロ感が絶妙だったし(半年ぶりに滝沢と話せて狂喜するジュイスのハイテンションぶりは、観ている客の気持ちを代弁していたのではないかと)、各キャラクター(滝沢、東のエデンの面々、生き残っているセレソンたち、ジュイス)の思惑と行動がニューヨークと日本でシンクロしながら同時進行していくサスペンスストーリーは、30分1話のテレビアニメ形式では描けなかっただろうし。映画じゃなければTVスペシャルという形でもいいから、このストーリーには90分一気に見せるスタイルが必要だったんですわ。
 詳しい内容に触れるのはネタバレになるから避けますが、テレビ同様に散りばめられた謎や伏線の数々、戦後60年を皮肉をこめて総括するような物部と辻の「日本を救うアイデア」、そしてテレビ以上に萌えるバリエーション展開を見せるジュイスたち(やはり『東のエデン』のヒロインはジュイスだと実感しましたw)と、待った甲斐のある内容でしたわ。劇場版Ⅱの公開が3月に延びてしまったのは残念だけど、その分グレードアップするなら全然OKかと。ていうか、当初は60分×2本構成だったという方がビックリですわ。それじゃ全然ボリューム足りないだろうと。

『マクロスF 虚空歌姫(イツワリノウタヒメ)』
 実はテレビシリーズはあまりのめり込めなくて(ランカの扱いが悪かった&シェリルがあまり好きなタイプのキャラじゃなかったので)、マトモに観ていなかったのですが、今回の劇場版は個人的に引っかかっていたりうざかった部分がすっきりとまとめられていたので、最後まで楽しめましたわ。特にランカが最初からアルトのガールフレンドっぽいポジションだったのが俺的には良かったですw あとこっちのシェリルなら好きになれますわ(何様だ)。
 まあ、ドラマを描くと言うよりも、歌とビジュアルと戦闘シーンのテンションで最後まで押し切ってる感が強かったのは否めませんが、それでも気持ちよく映像を楽しめるお祭りムービーとしては合格点かと。一応オチも付いて、完結編までストレスが溜まるということも無さそうですし。

 とりあえず、どの映画も面白くて当たりでしたので、興味のある方はぜひとも劇場に足を運んで観てほしいです。長くなったので実写系編は明日にでも。

2009.03.16

意外に楽しめた『DRAGONBALL EVOLUTION』と、楽しかったが故に惜しかった『ヤッターマン』ーー最新コミック映画雑感

■先週は『ヤッターマン』、今週は『DRAGONBALL EVOLUTION』と、奇しくも日米双方で作られた日本アニメ&コミックの実写映画が公開ということで、どちらもしっかり初日に観させていただきました。雑誌やネットでは色々と記事や批評家の意見が出てはいるけど、やっぱりこういうのは自分で観て確かめないことには評価できませんし。

『DRAGONBALL EVOLUTION』(3/13新宿バルト9にて)
■色々と不安があったのは確かなので、金券ショップにて1250円のチケットを購入して鑑賞。
 ネットやマスコミ媒体などでは、いささかネガキャン気味に取り上げられている感もあるこの映画だけど(普段は「マスゴミは信用できない」とか言ってるオタ系ニュースサイトが、こういう時は記事を信用して「観なくて正解だな」とか言っちゃってるのには苦笑しますが)、結論からいえば「意外とおもしろかった」です。正規の一般料金で観ていたら不満たらたらだったかもしれませんが(^_^;)、安売りチケットや割引デーを利用して安く観られるなら時間分はきっちり楽しめるし、友達と連れだって笑ってツッコミいれつつ観て、鑑賞後にはファミレスとかで笑いながらツッコミまくって盛り上がれる……同じ回を観ていたグループ客が言っていた「みんなでニコニコできる映画だなw」という評価が一番的を射ているかもしれません。

■作品的に言うなら、この映画版は「スーパー戦隊」シリーズに対する「パワーレンジャー」シリーズといった立ち位置なのかも。日本の『ドラゴンボール』という素材を、アメリカンな視点で再構築して生まれた亜種というか。
 時同じくして、東映版『スパイダーマン』がアメリカのマーベル公式サイトで配信スタートし、海外のファンが色々な意味でツッコミどころ満載のスパイダーマンに良くも悪くも混乱しながら楽しんでいる様子。日本の観客も、この『DRAGONBALL EVOLUTION』に関しては、「こんなの違う!」と怒るんじゃなく、東映スパイダーマン同様にツッコミ物件として楽しむのが一番正しいんじゃないかと。『へうげもの』的に言うなら「むしろそれが面白いのだろうと」というところか。

■上記のようなことを感じたのも、ひとえに映像から「まじめに『ドラゴンボール』を作ろうとしている」ことが伝わってくるからなんですよね(完成したものの出来や内容が、そのまじめさと比例しているかは別ですが)。
「マンガの実写映像化」ということから、日本のテレビドラマにありがちな原作レイプのイメージを『DRAGONBALL EVOLUTION』に抱いてしまっている人も多いようだけど、実際に仕上がった映像には、そういった面はほとんどありませんでした。
 悟空の設定が「18歳の高校生」「女の子に興味があるけど、力を隠しているために学校ではヘタレ扱い」という点を問題視している人が多いけど、パンフレットの解説記事でも指摘されていたように、これって人造人間~セル編の頃の悟飯をモチーフにしているのではないかと。鳥山明版『西遊記』のカラーが強かったスタート時と、アニメで言うところの『Z』編的なバトル展開をミックスして90分の枠に収めるために、悟飯をベースにして作られたのが『DRAGONBALL EVOLUTION』版の悟空と考えれば、むしろ原作リスペクトなんじゃないかと(まあ、序盤の学園展開はあちらの学園物のフォーマットにはまりすぎなのが難なのですが。でも、原作でもあそこらへんの悟飯やビーデルの絡みは、アメリカ学園物になぞらえていたので、ある意味正しいのか?)。

■もちろん映画としては色々とツッコミどころは多いですし、観ていて「えー?」思うところも多々あるし(事前情報を全く入れてなかったので、あのチチとヤムチャには本気で吹いたw)、お世辞にも傑作だなんて言う気はありませんが、けっしてつまらない映画じゃないことは確か。作品を観るというより、お祭りに参加するようなノリで見に行くのが、『DRAGONBALL EVOLUTION』に一番ぴったりの楽しみ方なんじゃないかと。

■あと、『DRAGONBALL EVOLUTION』を見に行く上で一番重要なのは……字幕版を見に行くのが吉ということですか。別に吹き替え版の出来が悪いというわけではないのですが、字幕版だと英語の台詞の中に「カメハメハー」「マフーバー(魔封波)」「キー(気)」「オオザル(大猿)」と日本語そのままの固有名詞が混じりまくる奇妙な味わいが楽しめないので。『キル・ビル part1』の「ヤッチマイナー」「キリタイネジュミガイルカラ」的なアレっぷりが最高なんですよw

『ヤッターマン』(3/7 MOVIX宇都宮にて)
■『DRAGONBALL EVOLUTION』が「意外に楽しめた」のとは逆に、面白かったがゆえに「惜しいなあ」と思うところが色々あったのが『ヤッターマン』。こちらもすごいマジメに「あえてヤッターマンを実写でやるとしたら」という命題にきっちりと取り組んでいるのが、観ていてよくわかるんですよ。

■作品の世界観そのものともいえる山本正之の曲もちゃんと使ってるし、色々な意味で不安だった深田恭子のドロンジョも、ちゃんと小原乃梨子のセリフのイントネーションを取り込んでいるし、隙さえあれば様々なくだらない(むろんいい意味で)ネタを仕込んできたタイムボカンシリーズのノリそのままに、画面のあちこちには後でソフトで確認しないとわからないような小ネタが満載。
 ヤッターワンでの海外への移動を真っ向から描いてみたり、三池テイストが爆発した感のある、トラウマ級の怖さと不気味さ全開のドクロベー(冒頭の怨霊(?)版はデザインの勝利、そしてクライマックスは阿部サダヲの怪演がすべて持っていってしまった気が)&エログロインパクトがハンパじゃない「全国の女子高生の皆さん」等々、まさに実写で描く『タイムボカン』シリーズとしか言いようのない、パワフルな映像のオンパレードでした。

■でも、それゆえに「追いついていない」部分が際立ってしまったというか。その最たるものがヤッターマンVSドロンボーの生身でのバトルシーン。キャラクターやそれぞれの武器描写をしっかり見せようとしてるのか、どうもテンポが少し間延びしてたというか。あそこまで合成とCGを多用して描くのだったら、さらにいじりまくって原典のようにアップテンポでガンガン畳みかける映像にした方が、ハイスパートなネタ乱れ撃ち感が出て良かったんじゃないかなと。映画の映像そのままで1.5倍速再生すれば、ちょうと良かったような気。
 前述の深田ドロンジョにしても、前述の台詞のニュアンスコピーなどで元のキャラクターを生かしつつ、深田ならではの可愛さを加味したオリジナルドロンジョ像をいい感じで見せてくれてるのですが、ちょい役で登場した小原乃梨子のオリジンボイスを披露したとたん、地声の力強さが段違いだとわかってしまって、深田ドロンジョボイスがいささか色あせてしまうことに(地声の力さえ備わっていれば、深田ドロンジョはかなりいけていたということの証明でもあるのですが)。

■自分と同様に両作品を観た映像制作関係者は、「どちらもマジメに作りすぎ」という感想を漏らしていました。これは「手を抜け」とかいう意味ではなく、肩に力が入りすぎて原作の魅力でもあるゆる~い部分を映像に活かせなかったのではないかということ。特に『ヤッターマン』(というか『タイムボカン』シリーズ)は、作品としての整合性よりも「面白ければそれでいい」というノリ優先のいい加減さが、あれだけの長期シリーズ化へとつながった面がありますし。実際に劇場で最後まで観た人ならわかると思いますが、もしも次回作があるのなら、物語的には力が抜けつつも映像自体はパワフルな『ヤッターマン』が観たいかなと。

■あと余談ですが、パンフレットは資料性がかなり高い充実した内容なので、800円という値段を気にせず買っておいた方がいいかと。

2008.11.16

なんで日本はマンガの実写映画/ドラマ化が苦手なのか……と、韓国映画『アンティーク 西洋骨董洋菓子店』の前売り券を買ってふと思う

■新宿駅の架線工事でJRの足が大混乱の中、母からの頼まれものを買うために仕事前に恵比寿ガーデンプレイスへ。何を買うかと言えば、恵比寿ガーデンシネマで今日から売り出しの韓国映画『アンティーク 西洋骨董洋菓子店』(ゴールデンウィーク公開)のポスター付き前売り券w


■原作は言わずとしれた、よしながふみの人気コミック。そして今回の映画版は見ての通り韓流映画なわけですが、ビジュアルや事前情報を見聞きする時点ですでに、同原作の映像化としては一番の仕上がりになる予感が。
 アニメとしてあまりにもダメすぎたノイタミネ版は論外だし、時間帯的な都合でゲイ要素をカット・脚色したフジTVドラマ版は出来はいいけど文句無しとまでは言い難い。その点で行くと、今度の映画版は舞台やキャラクターを韓国に置き換えていることをのぞけば、原作のテーマやエッセンスを忠実にやろうとしているようだし、メインの4人もかなり原作のイメージにあったイケメン役者をそろえたりと、かなりの本気ぶりが伝わってくる。これはちょっと、自分も公開時には見に行こうかなと考えていたり。

■今回の『アンティーク』映画化や、母のつきあいで半ば強制的に見ることとなってる新旧韓流ドラマ、さらには欧米系の海外ドラマを色々見ていて思うのだけど、なんで欧米やアジアではマンガ原作&SF&ヒーローものといったマンガ的なドラマ&映画が普通に定着し、ブームを起こす様なヒット作だって生まれているのに、何で日本ではそういう流れが根付かないんだろうか? 原因はたぶん、海外はどんな題材でも全力でドラマ化しようとしているけど、日本はそうではないということだ。
 日本におけるマンガ原作系ドラマ&映画を振り返ってみると、駄作比率がかなり多い(たまに『デトロイト・メタル・シティ』のような傑作も誕生するけど)。その理由として思いつくのは、演じる側・作る側・企画する側のいずれにも拭い難く存在する、マンガなどに対するテレや蔑みだ。マンガやアニメが「日本を代表する文化」と言われるようにはなっているが、それでも「しょせんは子供のもので幼稚」的な認識が多くの日本人の根底に存在している。未だにオタク関係のネガティブなニュースが流れると「オタクに対する偏見だ」と反応する人が多いのも、そういう意識の存在を認識しているがゆえだろう(でも、一部のオタクによる非常識な言動がニュースを誘発するという側面もあるので、すべてが偏見ともいえませんが)。
 そんな意識があるから、役者や作り手も「たかがマンガのドラマなんて」と全力で取り組まない。当然、出来はそれなりのものとなり、一般視聴者には「いまいち」と評され、原作ファンからはブーイングをくらって、何も残さず消えていってしまうのだ。
 あとは日本はなまじアニメが発展しているからという面もある。わざわざドラマでやらなくても、アニメという確固たる市場を持った映像ジャンルがあるのだから、ドラマ製作側には「アニメでやればいいのに、何でわざわざ」的な受け取り方をされているのかもしれない。うがった見方をすれば、日本におけるマンガ原作ドラマは、現場からは「アニメの二軍扱いな企画」と受け取られているのかもしれない。

■一方の海外ではどうだろう。欧米物では、いわゆるマンガ的な題材を扱ったドラマも多数あり、人気の度合いはまちまちなれど、ドラマとしての映像クオリティはどれも及第点かそれ以上のものが多い。
 アジア圏では出来こそ玉石混交なれど、日本のマンガを原作としたドラマは数多く、社会現象的な人気を生み出す作品も多い。日本でも最近ドラマ版がブレイクした『花より男子』にしても、ドラマ化のきっかけになったのは台湾ドラマ版のアジア圏での人大気によるところが大きい。他界した作者・多田かおるの未発表草稿を元に、アニメで物語を完結させるということで話題となった『イタズラなKISS』にしても、台湾版ドラマが年間最高視聴率を記録し、台湾オリジナルの続編まで作られるほどの人気を博しているぐらいだ。
 どちらにも共通していえるのは、作り手側にマンガ原作に対する偏見がないことではないだろうか。「ドラマの素材」という点では他のオリジナル企画と何ら変わらないということで、役者も制作側もオリジナルのドラマと同じように力を注いで作る。だから普通のドラマと同等かそれ以上のクオリティにもなるし、傑作も生まれるのだ。
「じゃあ、ハリウッド版ドラゴンボールとかは?」と言う人もいるだろうが、あれは国民性などに起因する原作のとらえ方の感覚の違いが大きいのだと思う。「しょせんマンガ」と手を抜かずにがんばったはいいが、それがあさっての方向だったがゆえに、原作に馴れ親しんだ日本人から見るとすごいことになっちゃってるということではないだろうか。ハリウッド版がアレな出来になりそうだからといって、日本で実写版ドラゴンボールを作ったら素晴らしいものができるのかと考えてみると…なまじ原作を忠実にトレースしようとして、ハリウッド版とは別の意味でアレなものが仕上がりそうな気がするし…。

■「しょせん韓流なんて、代理店に乗せられたオバサン連中が騒いでるだけ」と言う人が多いとは思うけど、前述のように新旧韓流ドラマを見まくってしまっていると、えらい勢いで新作のクオリティが上がってきているのがわかるんですよ。恋愛絡みの描写などは『冬ソナ』あたりからあまり代わり映えしないけど、それ以外の部分に関しては日本を追い抜きつつあるところさえあるというか(日本のドラマの方が停滞しているという見方もあるかと)。
 映画ではすでに韓流ノワールがジャンルとして定着しているし、第二次大戦時の大陸を舞台にしたイ・ビョンホンの新作ウエスタン『良いやつ、悪いやつ、変なやつ』なんて韓流云々抜きにしてもアクション映画として面白そうですし(旧日本軍が悪役扱いだから、日本公開予定がないというのはマジなんかねえ)、こういったジャンルではすでに邦画は太刀打ちできなくなりつつある感じが……。

■テレビでも映画でも、ここ最近の韓流物は「日本とハリウッドのいいとこ取り」といった感じで垢抜けて伸びつつある。『アンティーク』はそんな土壌で作られた本気のマンガ原作物ということになるんだろう。その出来映え如何では、日本のドラマや邦画もうかうかしてはいられない状況になっていくかも。
 実写以外でも、アジア圏のクリエイト分野はどんどん侮りがたくなっているのを、最近現場にいて強く感じる様になってきてます。粗悪の代名詞みたいに言われていた韓国・中国のアニメ作画も近年はどんどんクオリティが上がっているし、マンガ関係でも日本の描き手に劣らない萌え絵を描ける子が出てきたり(某企画で知らずにイラスト発注して、マジでびっくりしましたわ)、アニメやマンガも次第に日本の専売特許じゃ無くなりつつあるんですよね。積み上げてきたアドバンテージにあぐらをかいて、アジア圏と言えば「パクリ」「テコンV」程度の認識で侮っていると、近い将来には痛い目に遭いそうな気さえします……そんなことにならないよう作り手側に関わる者は、気を引き締めないといけないなと、グダグダと考えたりした今日でした。