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IKEA古民家イベント

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    11月6~9日に、上野桜木町の古民家・市田邸でおこなわれた、IKEA新三郷オープン記念イベントと、その後に歩いた不忍池界隈の写真です。 イベントは和の家にどうIKEAの北欧デザイン家具を組み合わせるのかを見せてくれた、なかなか面白いイベントでした。

『けいおん!』聖地巡り・その1 豊郷への道のり

  • L22
    9/2~3と滋賀と京都の『けいおん!』ゆかりの場所を巡ってきた記録です。 まずは校舎のモデルになった豊郷小学校・旧校舎のある滋賀県豊郷町へ向かう道すがらの色々をば。

『けいおん!』聖地巡り・その2 豊郷小学校・旧校舎

  • Lwzz45
    9/2~3と滋賀と京都の『けいおん!』ゆかりの場所を巡ってきた記録です。 続いてはアニメの再現度がよくわかる実際の豊郷小学校・旧校舎を。

『けいおん!』聖地巡り・その3 けいおん!inリアル

  • Ina39
    9/2~3と滋賀と京都の『けいおん!』ゆかりの場所を巡ってきた記録です。 こちらは旧校舎に開設された観光案内所を彩るファンの持ち寄ったグッズや「トンちゃんパン」「巡礼記念キーホルダー」などの記念グッズ、せっかくなのでドールを持ち込んで撮ってみた写真など色々ですw

『けいおん!』聖地巡り・その4 京都市内あちこち

  • Su
    9/2~3にかけて滋賀・京都の『けいおん!』にちなんだ場所を巡った旅の記録です。こちらは9/3に京都市内のあちこちを見て回った時の写真で、『けいおん!』だけでなく『四畳半神話体系』『ネイチャージモン』も混じったりしてますw

らきすたの街・鷲宮 20081109

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    ロングドライブの練習がてら、地元より来るまで40分ほどの埼玉県・鷲宮町に行ってきました。そこで撮った写真を色々と。

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November 2023の記事

2023.11.13

ノートPCにピッタリのモバイルバッテリー「Anker 537 Power Bank」【11/18に追記】

■イープラスのWebメディア「SPICE」の方でライブ取材をする機会が多いのだけど、その際に色々苦労するのがノートPCの電源確保。
自分が使っているVAIO Zの2021年モデルの場合、電源設定などをカスタムしてほぼ5時間程度。単独アーティストのライブなら何とかなるけど、複数アーティストの出演するフェス系ライブは数時間かかるのでかなりギリギリで保つかかバッテリー切れとなる場合も。アリーナやスタジアムライブだと、プレス席に電源が用意してある場合もあるけど、それはかなりレアなパターン。だいたいは関係者エリアの普通の席なのでバッテリー残量と戦いながらレポート記事のテキストを書くハメに。

■そんな中、今週末に開催の某フェス系ライブの取材が入ったので、今後のためにも電源対策を考えることに。VAIO ZはUSB-Cでの電源供給が可能なので、ノートPC対応のモバイルバッテリーを導入。それが今回買った「Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)」(AA)。

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普段持ち歩いている「Anker PowerCore Slim 10000 PD」と比べてもかなりの大きさと重さ。PowerCore Slim 10000 PDが212グラムなのに対しAnker 537 Power Bankは500グラムなので、普段の持ち歩き用としては正直重過ぎですが、その分電源容量多くても出力も65WとノートPCでも余裕で動かせます。

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実際に接続するとこんな感じに。かなり存在感のある大きさですが、置き方・繋ぎ方次第で邪魔にはならないかと。

■実際にどれくらいバッテリーが保つかを地元のスタバでランニングテスト。

・電源設定は「バランス」
・店内Wi-Fiに接続
・Twitterやブログの更新、掲載用の写真データの簡単なレタッチ作業
・接続はUSB-Cのシングル接続で65W出力

昨日観た映画『さよなら ほやマン』の感想をアップしたり、このブログの前回エントリー「オタクぶらり旅 羽田・穴守稲荷神社~大井競馬場・東京メガイルミ」の更新作業をしたり、OneDriveにアップされていた写真のダウンロード&レタッチなど、けっこうバッテリーを使う作業をしましたが、AC電源に接続された状態で作業は快適。
最終的にAnker 537 Power Bankが空になって内蔵バッテリーに切り替わったのは約3時間15分後。これならバッテリー設定を工夫すれば内蔵バッテリーと合わせて10時間近くはいけそうな感じです(参考までにPowerCore Slim 10000 PDの場合は、バッテリー節約モード状態で90分といったところでした)。

※さらに本日取材したアニソンフェス「ANIMAX MUSIX2023」でも以下の条件にて使用。

・Wi-Fi・Bluetooth電源オフ
・電源設定は「バッテリーの最大効率」
・ディスプレイ光量30%くらい
・作業はほとんどテキスト入力
 
これだと約4時間10分ほどでバッテリーが空になりました。約6時間半のイベントだったので、これがなかったら最後まで作業できませんでした。

少々かさばるし、価格も11490円とモバイルバッテリーとしては高めですが、外出時にノートPCを使う機会が多いという人なら買ってもソンはないかと。電源が使用できるカフェとかも以前に比べて増えましたが、運良く席が空いているとは限りませんし。

2023.11.12

オタクぶらり旅 羽田・穴守稲荷神社~大井競馬場・東京メガイルミ

■まずは冬コミ・コミックマーケット103ですが、以下の日程にて参加いたします。

12月31日・東地区ノ05a「私立歯車高校」

前回から二日間の申し込みが可能になったので一日目はウマ娘、二日目は評論にて申し込んでいるのですが、今回はウマ娘の方で落選して久々の評論スペースでの参加です。
新刊は夏コミに続いて89~90年の競馬をスポーツ新聞記事から振り返る内容で、前回のメジロライアンに続いて、今回はオグリキャップが中心となります。さすがにオグリキャップブームの最盛期で情報量が多いため、はたして間に合うかどうか不安ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

■そんな同人誌作業が煮詰まってきたので、気分転換と同人誌用の取材も兼ねて出かけることに。目的地は11月11日から大井競馬場で開催されるイルミネーションイベントで、今年もウマ娘とのコラボがある「東京メガイルミ」です。そして、せっかくなのでもう一つのウマ娘ゆかりの地・羽田の穴守稲荷神社も参拝することに。

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『ウマ娘 シンデレラグレイ』でもイナリワンの地元として幾度か登場している穴守稲荷神社。羽田空港近くにあって旅の安全を祈願するために訪れる人も多いこの神社、競走馬のイナリワンのオーナー・保手浜弘規氏が堰場の勝利を祈願するために足繁く通っていた神社でもあります。

本殿だけでなく広い境内のありとあらゆるところに多彩な稲荷を祀る社があり、千本鳥居に階段を上がって登る「稲荷山」、祠の中にありがたい神砂と共に祀られた奥之宮など、全部回ればかなりの霊験を授かれそうです。自分も全部の稲荷を回らせていただき、金運と新たな仕事に巡り会えるように商売繁盛を祈らせていただきました(神様にも縋りたい状況ですゆえ)。

願掛けの鳥居も奉納させていただき、参拝した人のみ入ることができる社務所内の展示も見学。

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中にはイナリワンのゼッケン・写真・優勝レイなど、その活躍と功績をたたえる展示が。さらにそんな活躍が令和へと繋がった証であるウマ娘・イナリワンのアイテムやファンからの贈呈物なども。稲荷の社でも愛されているようでほっこり。

■じっくりと参拝させていただいた後、15時より開場の大井競馬場・東京メガイルミへ。元々人気のイルミネーションですが、初日な上にウマ娘のコラボアイテム発売に声優陣のトークショーがあるとあって、開場直後からこの行列。

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しかしウマ娘ファン勢のほとんどがグッズ販売に並ぶかトークショーステージ前に待機かのどちらかに動いたせいか、コラボフードなどの方はほとんど待たずに済む状態。トークショーは遠くからでも声は聞こえるし、グッズはかなりの時間ならばされそうなので諦めて(後日通販が予定されてるようですし、去年の経験からすると会期中頃に補充されれば余裕で買える可能性大)、コラボフードの攻略に向かうことに。

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その前にまずは大型キャラクターパネルへ。親子連れやカップルも記念撮影していたりで、ウマ娘の認知度の高まりにほっこりさせられる。

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「オグリキャップのどて煮焼きそば」
麺がちょっと柔らかめだけど、どて煮のとろけるような煮込み具合がいい感じ。器はトイレの洗面所で洗って記念に持ち帰り。それ用にレジ袋とか用意しておくと良いかと。

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「ホッコータルマエのベリーチョコクロッフル」

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「ワンダーアキュートのどらやキュート」
特製ボックス&イラストシート付きのこちらの2点は作り置きがきくスイーツだからかほとんど並ばずに買えました。どちらもほどよい甘さで美味しく楽しめました。「コパノリッキーのハッピー☆クレープ」は注文を受けてから作るために行列状態なので諦め。

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「ウマ娘ステーブルカップドリンク」
こちらは特にアナウンスされていないアイテムですが、せっかくなのでゲット。カリーヴルストと一緒に頼んでまったりと楽しみました。

他にもイルミネーション開場になっている内馬場内のカフェ和~nagomi~にて「イナリワンの牛塩もつ煮込み」「スマートファルコンのハートチュロス」「キタサンブラックとサトノダイヤモンドのほっこりココア(コースター付き)」があったのですが、イルミネーション見物のついでにと後回しにしていたら、トークショーに参加していたウマ娘ファンが終了後に押し寄せて18時過ぎにオーダーストップに(^_^;) こちらはまたの機会にしましょうか。

■12月2日にもトークショー第2弾があるので、そちらに合わせて来場しようと考えている人がいたら、先にコラボフードを楽しんだ方がいいかと思います。どうしても間近で声優さんをみたいので無ければ、トークショー自体は遠目に見物できるので。この日もウマ娘ファンのほとんどがトークショーのイベントスペースに集まっている時に、ウマ娘コラボのデコレーションが施されたメガツリーの前で、声優さん達が記念撮影をしている風景が楽しめたりもしましたし(当然撮影禁止なので写真はありませんが)。

■そんなこんなで.20時頃までイルミネーションを楽しんでから大井競馬場を後に。噴水ショーやイベントなどが始まるのが16時半からなので、入場しての食事や買い物は15時からOK。これから行く人はうまく時間を調整しながら楽しむのがオススメです。
最後は色々撮影したイルミネーションの写真をば。こういう夜の撮影はやはりiPhoneが強いですね。

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2023.11.03

『ウマ娘 プリティーダービー』Season3・第5話/「敗北」から始まる新たな物語

■前回のエントリーで書いたリアルサウンド映画部での『ウマ娘 プリティーダービー』Season3のコラムですが、実は勢いでプロットを書いた第5話についてのレビューコラムもあるのです。そっちは掲載とはならなかったのですが、プロットを転用しても良いと許可をもらいましたので、コラムに仕上げてしまいました。商用原稿のつもりだったのであまりくだけていませんが、よろしければ読んでやってください。

『ウマ娘 プリティーダービー』Season3・第5話/キタサンブラック&ドゥラメンテまさかの敗北…そんな「敗北」から始まる新たな物語

第4話でミホノブルボン&ライスシャワーという先輩達との特訓で、己の持ち味であるタフで頑丈な己の身体に磨きを掛け、親友・サトノダイヤモンドの負けても挫けない強靱なメンタルに元気をもらったキタサンブラック。尊敬するトウカイテイオーも届かなかった日本最長G1レースである天皇賞・春を見事に逃げ切って制覇。

そんな彼女が次に挑むレースは夏のグランプリ・宝塚記念。そしてその前に立ちはだかるのは乗り越えるべきライバル・ドゥラメンテ。怪我から復帰した彼女がやり残したことは出走できなかった菊花賞を制したウマ娘を倒し、最大の目標である凱旋門賞を目指すというものだった。
そんなドゥラメンテは「レースの勝利」にしか興味が無く、菊花賞ウマ娘であるキタサンブラックだけでなく、他のウマ娘もまったく眼中になかった。そのことを目の前で知らされたキタサンブラックは、成長した自分の全てをかけてドゥラメンテを下して宝塚記念を勝とうと闘志を燃やす。だが、そんな二人を待っていたのは思わぬ伏兵によってもたらされた「敗北」だった。

冒頭にはサトノダイヤモンドが日本ダービーに挑むも、ゴール間際での競り合いに負けて僅差2着という結果に。その敗北をもたらしたのはシューズの蹄鉄の落鉄というアクシデント…「サトノのウマ娘はG1で勝てない」というジンクスが彼女だけでなく、同じサトノのウマ娘であるサトノクラウンの心にも暗い影を落とす。

そう、第5話のテーマはウマ娘たちが走る以上は避けては通れない「敗北」だ。

■ベースとなっている2016年の宝塚記念と同じ結果と展開ではあるが、『ウマ娘』においてそれを招いたのはキタサンブラックとドゥラメンテの「強者ゆえの驕り」だ。

自分の勝利は世界最高峰のG1レース・凱旋門賞への過程に過ぎないと語り、共にレースを走るウマ娘など眼中になかったドゥラメンテ
そしてライバルどころか気にもとめられていなかった憤りから、打倒ドゥラメンテに心を奪われていたキタサンブラックも、やはり他の相手のことは気にもとめていなかった。
誰もが「勝ちたい」と思って走っているウマ娘のレースに「絶対」は無い。Season1でも怪我からのリハビリ中のサイレンススズカにばかり気を取られていたスペシャルウィークは、自分との勝負に全身全霊を込めていたグラスワンダーの執念に気付かずに、奇しくも同じ宝塚記念で敗北を喫した。
特定の相手を意識するあまりにレース自体を意識しなかった、キタサンブラックとドゥラメンテの「慢心」が、二人に敗北という結果をもたらすことになる。

今回キタサンブラックとドゥラメンテを破ったウマ娘・リバーライト。そのモデルとなった競走馬は、2015年にエリザベス女王杯を制するなどコンスタンスに勝利を重ねていた牝馬マリアライトだ。劇中でキタサンブラックが抜かされる際に「誰ー?」と言っていたが、一年上の先輩な上に牝馬がモデルのウマ娘が挑むトリプルティアラ路線を進んでいたウマ娘ゆえに交わる機会がまったくなかったためか。それとも自分に迫ってくるような相手はドゥラメンテだけだろうと確信していたが故か。

クラシックの時期には馬体重が400キロちょいと身体が十分に出来ていなかったマリアライト。それゆえに陣営は無理に牝馬三冠路線へ挑まずに、じっくりと身体を育てる方針を取ったという。その結果、2015年秋には馬体重が430キロまで増えて、その年のエリザベス女王杯を制するという結果を出した。

そしてマリアライトの騎手を務めていたのは、TVアニメ第1期でスペシャルウィークのライバルとして立ちはだかったエルコンドルパサーと共に凱旋門賞に挑み、他のウマ娘になった競走馬ではマンハッタンカフェやナカヤマフェスタにも騎乗した名手・蛯名正義だ。

【宝塚記念】16年のマリアライト 勝因は本番のみにあらず(スポニチアネックス)

この記事によれば、実際のレースではマリアライト&蛯名正義は稍重の馬場状態を考えて、多少のコースロスをしても綺麗な所を走らせて脚を溜めてる作戦でレースを進めている。その結果、最終直線で他の馬が走りあぐねる中で力強い伸びを見せて、本命視されていたキタサンブラックとドゥラメンテを振り切って勝利。馬のコンディションを活かす名手の腕が掴ませた勝利だったのだ。

カンテレ競馬【公式】「祭りでも、怪物でもない、牝馬のマリアライト」【宝塚記念2016】(YouTube)

第5話のレースを見返すと、そんな走りがアニメでもしっかり再現されている。他のウマ娘たちがコース内側で勝負をし、力の入る馬場状態にも拘わらずハイペースの展開で疲弊する中、リバーライトはドゥラメンテの斜め前方でポジションキープしながらレースを展開。後方集団にドゥラメンテを封じ込みながら自分が走りやすいポジションをキープするという作戦だ。
これが功を奏し、リバーライトは絶好の形で第4コーナーから最終直線へ入っている。そのためドゥラメンテは焦りを見せながら加速をかけてしまい、これが最後の脚の故障の再発に繋がってしまう。そして最後の競り合いでも、必死な様子のキタサン&ドゥラメンテと比べて表情に余裕を残しながらリバーライトが伸びて勝利という流れがしっかり描かれている。実力の差は運や戦術で覆せるというウマ娘のレースならではの駆け引きが描かれた勝利だった。

■普通のスポーツアニメなら、主人公の劇的な勝利やライバルに対する敗北で物語を紡いでいく。だが『ウマ娘 プリティーダービー』は、実際の競馬で刻まれたレース結果を遵守するというルールがある(Cygames展での『ウマ娘』コーナーの解説では、プレイヤーが介入できるゲームの場合や、競走馬が悲劇的な結末を迎えた場合の救済の場合はif展開はありうるとしている。Season1でエルコンドルパサーが日本ダービーをスペシャルウィークと同着になったり、サイレンススズカの「沈黙の日曜日」の舞台となった天皇賞・秋を制するといったif展開については、当時存在した外国産馬はクラシック三冠と天皇賞を走れないという制限がウマ娘にはそぐわないためだと思われる)。そのため、今回のような主人公とライバルが伏兵に敗北するというまさかの展開も描かれるのだ。

しかし2022年のG1レースで一番人気の負けが15回も続いたように、まさかの本命敗北展開もある意味競馬の面白さである。そんな競馬における勝負のままならなさと、それゆえの面白さを見せながらも、『ウマ娘』らしいドラマへと昇華してくれたのが今回の第5話だったのではないだろうか。

そしてキタサンブラックとドゥラメンテばかりに目が行きがちだが、実はサウンズオブアース以外の主要キャラのほとんどがレースを走り、そして全員敗北を喫したというのも第5話の隠れたポイントだ。実際の競馬ではこの時の故障でドゥラメンテが引退することとなり、キタサンブラックはその強さを本格開化させてG1レースで勝利を重ねていく。そんなキタサンブラックに数少ない黒星をつけるのがシュヴァルグラン、サトノクラウン、そしてサトノダイヤモンドだ。世代の絶対王者となっていくキタサンブラックを超えるために彼女たちは「キミに勝ちたい」という気持ちをどう爆発させるのか、そしてウマ娘のドゥラメンテはどういう運命を辿るのか? 今後も次回への興味が尽きない展開となりそうだ。

TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』Season3のコラム掲載されました

『ウマ娘』Season3、キタサンブラックの勝利をなぜ“止め絵”に? 今後の物語を予想

■新規の仕事を探している真っ最中ですが、そんな中でWebメディア「リアルサウンド映画部」さんと御縁があって、アニメ関係のコラムなどを書かせていただけることになりました。まあ続くかどうかは今後次第ですが(^_^;)

初掲載のコラムはTVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』Season3の第4話を、ベースになった実際のレースや当時の競馬界の状況などと絡めてレビューさせていただいてます。日本最長G1レースである天皇賞・春を制したキタサンブラックの走りが、どうしてアニメでは特別エンディングとして止め絵で描かれたのか? そのあたりの意図についての考察などをしておりますので、興味がある方はぜひ読んでいただいたり拡散していただければ幸いです。

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