夏コミ新刊のためにオグリキャップの故郷へ日帰りドライブ旅
■今回も無事に夏コミのサークル当選いたしました。開催3日目の8月11日(日)・西地区けー24a「私立歯車高校」での参加となりますので、よろしくお願いいたします。
■ここ最近は『ウマ娘 プリティダービー』本を出していたのですが、昨年中にはスタート予定とされていたソーシャルゲーム本編が延期となり、ディレクターの石原氏もCygamesを離れるという予想外の展開に。まあコミックなどの更新やグッズなどの展開は続いているので、巷で囁かれている馬主側とのトラブルというのはまずないかと思いますし(それならそもそも企画がここまで続かないかと)、石原氏に関しては『アイドルマスター』関連でのあれこれを思い返すに「彼が現場を離れると色々上手く回り出す」という可能性もあるので、あまり悲観はしていないのですが(^_^;) それでもCygamesにはもっと情報を出して不安を解消してほしいところです。
■そんなわけで今回の夏コミは『ウマ娘』の新ネタも無いので何か別の本を……と思っていたところ、これまでの『ウマ娘』本を献本していた某競馬関係の方より、丁寧なお褒めの感想メールが届いて一気にテンションアップ! やはり何とかして今度の夏コミも『ウマ娘』本を出そうと決意。その結果として、今回はアニメ『ウマ娘』のBD同梱ブックレットに掲載されているノベル「ウマ話」を模して、もしアニメの続編などがあるならぜひとも見てみたいと思っていたオグリキャップ・スーパークリーク・タマモクロス・イナリワン達のドラマを描いた「偽典・ウマ話 -オグリキャップと平成三強編-」を書き下ろしました! 25000文字近くのボリュームになってしまったので、どうやって本にまとめるか悩みどころですが、興味のある方はぜひ読んでいただければと思います。
■そんなわけでオグリキャップをメインに本を作るとなれば、この機会にオグリキャップの育った地・岐阜県の笠松競馬場に行ってみるしかないと。しかし私の住んでいる栃木からだと高速を使ってノンストップでも片道5時間弱・往復で940㎞というロングラン。しかも天候が不安定なので7月の笠松競馬開催日のうちにはたして天候に恵まれる日はあるのかと様子を伺っていたところ、7月17日がピンポイントで快晴の夏日の予報が! もうチャンスはここしかないと、ロングドライブでの笠松行きを決行したのでした。
まずは仕事があったので車で都内に出て、高速の割引時間帯となる午前0時に出発。箱根を超えるあたりまでは所々で雨や雷も激しく、はたして本当に晴れるのか不安だったのですが、西に進むにつれてだんだんと雨も小降りに。
走行中は休憩がてらサービスエリアごとに停車。深夜なのでこれといったメシはなかったのですが、駿河湾沼津SAでは熱々の静岡おでんが24時間食べられるのが嬉しかった。スケソウダラのすり身を揚げてさつま揚げにせず、そのまま素焼きにした「白焼き」が不思議な味わいと食感で美味かったですわ。沼津なら『ラブライブ!サンシャイン!!』関連のものはと探しましたが、ショップがあるのは上り側ということでそちらは帰りのお楽しみに。
浜松あたりでは雨も上がり見事な雲海が。そして愛知県・岡崎市あたりでは一気に晴れ渡り朝から真夏日の様相に。サービスエリアごとに休憩を挟みながら新東名高速を走破して、午前7時半に笠松町へと無事に到着することができました。
どこかで朝メシでもと思いましたが、笠松駅及び笠松競馬場周辺にはこれといったお店もなかったので、ちょっと周辺を歩いてみることに。
驚いたのが町のあちこちにある「馬横断注意」の道路標識。笠松競馬の厩舎は町の中にあるので、レースや調教の際には厩務員さんに連れられた馬が道路を歩いて競馬場に向かうとのこと。ちょうど朝だったので、交通整理のおじさんが車を止めて、通学する子ども達と共に馬も通すという何とも牧歌的な光景があちこちに。
■10時半の開門までする事もなかったので、クルマに戻って仮眠を取ってからいよいよ場内へ。
年季の入った施設に地元のおじさん・おばさん達が中心の競馬好きな人達が集い、まったりとした雰囲気の中で地元のサラブレッドとジョッキー達が砂を蹴り上げて走る……中央競馬のような金の動きに一喜一憂するような殺気だった雰囲気もなく、ゴミや投票券があちごちに散乱もせず、みんながマイペースにマナー良く競馬を楽しむ空間……笠松競馬場はそんな緩やかな空気に満ちた場所でした。『ウマ娘』のオグリキャップがああいうマイペースキャラになったのも、こんな場所で日々を過ごし育ったからなんだなと感じ取れただけでも、470㎞を走破してやってきた甲斐がありました。
笠松に来た目的は同人誌用の写真を取ることでもあったのですが、今回使ったα7ⅢのレンズはEマウント用10倍ズーム・SEL24240。取材仕事などでも高倍率ズームの必要性を痛感していたので、中古の美品を95000円にて購入。かなり痛い出費でしたが、今回はレースでの馬の走りなどをばっちり捉えることができて大満足でした。笠松競馬の出走馬やジョッキーの特徴などまったくわからなかったので、今回は馬券は控えてひたすら馬を撮りまくりました(^_^;)
場内の食事処は一軒ずつあるイタリアンカフェとタコ焼き屋さんをのぞくと、あとは味噌おでんやホルモン焼きなどの串モノがメイン。特にどんぶり飯にどて煮をぶっかけた「どて飯」はなかなかインパクトのある一品。美味しかったけどこれ一杯で腹がきつくなって、しばしダウンしてしまいましたわ(^_^;) きっと『ウマ娘』のオグリキャップは、これを山程食べていたんじゃないかなと妄想もしたり。
■レースは17時あたりまで続くようだったけど、19時までに駿河湾沼津SA上りに着かないと『ラブライブ!サンシャイン!!』ショップが閉まってしまうので、町内の和菓子店で地元名物「蹄鉄クッキー」を買って帰途に。天候が安定していれば、温泉ででも一泊したかったところですが。
途中何度か睡魔に襲われ、その都度パーキングエリアで仮眠を取りながらの帰り道だったので間に合うか不安でしたが、何とか18時20分に駿河湾沼津SA上りに到着。『ラブライブ!サンシャイン!!』ショップでは推しのヨハネのアイテムを見繕って購入。誕生日記念グッズは売り切れてたけど、記念ブロマイドはもらえたので問題無し。
今回の新レンズは24㎜側は広角だったので、9人並んだAqoursのポップを一枚に収めることに成功。やはりこのレンズを買って正解だった(^_^;)
せっかくの新東名高速ロングランだったのに、行きではほとんどサービスエリア飯を楽しめなかったので、ここで夕食をとることに。海鮮は売店の方で半額になっていたまぐろとしらすの三色丼を美味しくいただいたので、駿河湾のアジフライ、三島コロッケ、黒はんぺんフライを盛り合わせたミックスフライ定食をいただくことに。どれも絶品で美味しかったですわ。
■沼津SAでゆっくりした後、新東名→首都高→東北道と休憩挟みつつ走破して、午前1時に栃木に無事帰還。さすがに短いサイクルで仮眠繰り返したせいで睡眠サイクルが未だに壊れ気味ですが、厳しくも楽しい日帰り取材旅行となりました。あとはこの成果を『ウマ娘』本に活かすのみ……詳しい内容は入稿が完了してから告知させていただきますので、よろしくお願いいたします。
あと、こんな感じで写真撮影込みの取材仕事も対応できますので、興味のある方はぜひご連絡ください。