『アクションヒロイン チアフルーツ』の聖地・大多喜町へ行ってみた
■前エントリーに書いたとおり、10月21日に小山~房総半島・往復400キロのドライブを敢行して、千葉県御宿町まで競走馬「ハルウララ」に会いに行ったわけですが、その隣町にあたる大多喜町といえば、昨年放映されたTVアニメ『アクションヒロイン チアフルーツ』の舞台のモデルになった町。マーサファームを後にしたのが午後3時過ぎでまだ日が落ちるまで間があったので、せっかくだからと大多喜町への聖地巡礼もすることに。
■大多喜町について驚いたのがその街並み。昔ながらの建物があちこちに残っていて、さながら小江戸といった風情。それもそのはず、大多喜一帯を治めていたのは徳川家康の家臣としてもおなじみの猛将・本多忠勝。町のあちこちに「大河ドラマで本多忠勝を!」のノボリが立っていたり、風情のある街並みが町のウリなんだなと。『チアフルーツ』のイメージが強かったので、てっきりフルーツ推しなのかと(^_^;)
個人的に古い建物大好きマンなので、しばし町を散策して歴史の風情を堪能させていただきました。『チアフルーツ』では町の歴史的な側面はストーリーに組み込まれていなかったけど、歴史ネタのアクションヒロインといったアプローチもアリだったんじゃないかと町を巡りながら思いましたわ。
■街並みに気を取られてメインの目的である『チアフルーツ』絡みのスポット巡りを忘れそうになりましたが、ちゃんと回ってきましたよ(^_^;)
杏が通学中に前を通った創業100年以上の歴史を誇る小安新聞店。年月の積み重ねを感じさせる外壁のサビや昔ながらの新聞看板が味わい深いです。
こちらも通学シーンなどに登場した外廻橋。
チアフルーツの活動拠点になったいすみ鉄道・大多喜駅。ステージになったホームや路子の部屋になっていた留置車両などもちゃんとありました。
売店には今も『チアフルーツ』の名残が。お土産も色々揃っているので、ここで買い物するのもいいかと。
陽菜野高校のモデルになった大多喜高校と、旧大多喜城の名残で一話で杏が下校のためのショートカットで飛び降りた薬医門と、こちらも旧大多喜城由来の円周17メートル・深さ20メートルの大井戸。学校敷地内ですが、この二箇所は見学OKとのこと(ただし写真を撮る際は校舎単体や生徒は写さないよう配慮が必要ですのでご注意を)。実際の門を見るとえらく高いので、ここからひょいっと飛び降りた杏の身体能力の桁外れぶりも実感できました(^_^;)
他にも特徴のある風景が何カ所かあったのですが、夕刻になって陽も落ちてきたので今回はここまでということで。せっかくなので夕食を済ませていこうと駅前に戻ると、猪肉の丼が食べられる食事処「番所」というお店があったので、ここに入ることに。
猪(しし)肉だから「四×四=十六」で「十六丼」と名付けられた丼の定食、普段は1200円だけど上質な猪肉が入った時にしか作らないという煮込み付きの限定セット1500円を勧められたのでそちらをいただくことに。猪肉は臭みはまったくない見事な下処理が施されたものなので、焼きも煮込みも独特の旨味と風味がしっかり楽しめて絶品。特に煮込みは脂身のとろけるようなフルプルさがたまりませんでしたわ。最後は小鉢の副菜を混ぜてビビンバ風にして楽しめるなど、食べ応えのある一品でした。最後はご主人からデザートにと柿もごちそうになり、いい形で房総半島の旅を締めくくれました。
■行き当たりばったりながらも、今回の房総半島の日帰りドライブ旅には満足できました。これから行ってみようという人への注意点としては、やはり高速道路の渋滞でしょうか。アクアラインも京葉道路もけっこう混み合うので、車の場合は渋滞のピークを避けるような時間での移動を心がけた方がいいです。この日の帰りもアクアラインや京葉道路/東関東自動車道の上りで事故渋滞が頻発していたので、帰りは京葉道路の幕張PAで二時間ほど休憩しながら渋滞をやり過ごすハメに(^_^;)。