『サーキットの狼』ミュージアム訪問記
■以前から行ってみたいとは思っていたものの、なかなか足を運ぶチャンスがなかった茨城県神栖市の『サーキットの狼』ミュージアム。ちょっうど8月19日に早めに起きることができて、大洗方面まで足を伸ばす機会もあったので、思い切って訪問してみることに。
小山からだと車で境古河ICから圏央道に乗り、そのまま東関東自動車道の潮来ICで降りて、あとは一般道で神栖市へ向かうというルート。圏央道では単線区間で遅いバイクやスクーターに蓋をされての渋滞に二度も出くわしストレスでしたが、何とか無事に目的のミュージアムに。
入場料金は大人800円ですが、JAF会員ならカードを提示すれば100円引きとのことで、700円を支払いいざ入場。
■ミュージアムに行ってみたかった最大の理由が、ワンオフで制作された『サーキットの狼』の象徴ともいえるオリジナルマシン「ディノR・S(ヤタベR・S)」を見るためだったのですが……。
思わず風吹裕矢のように
「うおおおお」
と心の中で叫びたくなるほど、マンガの中で疾走していたイメージそのままのディノR・Sが目の前に!
子供の頃はフェラーリ ディーノ206 コンペティツィオーネと混同して、実在する車輌だと信じ込んでいましたが、こうして劇中のイメージで再現されたものを目の当たりにすると、まったくの別物でした。
10年がかりで完成したという労作だけに、本当に感動物のクオリティ。これを見るためだけにでもミュージアムを訪れる価値はあるかと。
■他の展示車両も『サーキットの狼』本編に登場した車輌に加え、様々なヒストリックカーなど厳選されたラインナップ。しかも囲いなどがないので間近でじっかり眺めたり写真撮影しほうだいというのも嬉しいところ(触ったり乗り込んだりは当然NGですが)。
トヨタ2000GTは実際に劇中に登場した車輌のモデルになった現物と、映画『007は二度死ぬ』に登場したオープンモデルを再現した車輌の二種類が展示。
運が良ければミュージアムのスタッフの方々がエンジンフードなどを開けて内部を見せながら解説してもらえることも。
ミウラの給油口がこんなところにあったとは知りませんでしたわ(^_^;)
■ミュージアム内には『サーキットの狼』の本を読めるスペースもあり、実際の車輌を見ながら本編を楽しむという贅沢な体験もできるなど、濃密な時間を過ごせる車好きにはたまらないミュージアムでした。土日祝日のみの営業ですが、ここを目的にドライブしてみるのもいいんじゃないでしょうか。