大洗八朔祭りに行って来ました
■現在発売中の「オトナアニメ」VOL.31(AA)に「それでも俺は今週も大洗に行く」などというコラムを書かせてもらいながら、今月はお盆進行、コミケ、お盆中の実家の用事あれこれ、病院行って体のメンテナンス等々が重なり、まだ一度も大洗に行けてない!
そんなわけで、色々とガルパン絡みの企画もあるということで、25日・日曜日に「八朔祭り」が行われる大洗へと足を運びました。
■今回は八朔祭り合わせということで、大貫商店街企画「大洗の風紀は私たちが守るわよ!!」というラリーイベントが。
パッとみただけでも全部回るのはかなりハードなのがわかります(^_^;)
最終回で優勝パレードが行われた国道106号線を挟んで、約1キロ強の長さの商店街を中心とした大貫町の各所に29箇所のチェックポイントが設けられ、そこにある文字をアナグラムで組み合わせて問題文を完成させ、それに答えると大洗ガルパンバッジの新作「風紀委員」バージョンなどの景品がもらえるというもの。
大洗を巡る時は、町の風情を楽しむために基本徒歩な俺ですが、今回はちょっとキツイかも……なので午前11時前に車で町営駐車場に着いた後、アウトレットでレンタサイクルをと思ったのですが、同じ事を考えている人多数だったのか、レンタサイクルはすべて貸し出し中。覚悟を決めて歩いてチャレンジすることに。
大貫町方面には、現在第二回の問題が配信中のクイズラリーの出題ポイントも多いので、問題をチェックしながら巡ることに。チェックポイントの一つである松澤精肉店で揚げたての絶品唐揚げに舌鼓をうち、「ぶっかけ漁師めし」にはまって以来必ず立ち寄る小野瀬海藻店で買い物したりしつつ、チェックポイントと問題チェックを順調に消化。商店街の端まで来た時に「ここまで来たら潮騒の湯も近い……歩くか!」と、いつもなら車で向かう潮騒の湯まで歩いて、クイズラリーの問題チェックし、来た道を延々と戻って再び町営駐車場へ……。
この時点での歩行距離は約4キロ。脳内から変なアドレナリンでも出てたのか、あまり疲れは感じず……これがこの日の歩き回り地獄(極楽?)の始まりだとは(^_^;)
■大貫商店街で買った物を車に納め、ぴよたんラーメンこと藤乃屋で昼食を済ませてから再び商店街へ。毎週土曜日やイベントのある日だけ営業のお休み処「ほげほげカフェ」でひと休みしつつ、「大洗の風紀は私たちが守るわよ!!」の問題文作成&答え合わせを完了。続いては肴屋本店まで歩いてスタンプラリー第2弾に挑戦開始。
今回のスタンプラリーはカバさんチームとアヒルさんチームのポップのお店にある計8個のスタンプを集めるので、商店街内だけで完結している分前回よりも楽……と思いきや、この8人が商店街中にまんべんなく散らばっているので、結構歩き回ることに。さらにスタンプと一緒にある各キャラからのヒントを解読して景品交換場所を探し出さないとならないという(^_^;)。
真ん中に記念に入れたスタンプはネタバレになるのでボカシ(^_^;)
大洗商工会/商店街のファン参加型ガルパンイベントの特徴ですが、ファンをもてなすというよりも「同じファンとして一緒に本気で遊ぼう」的なノリなので、他のアニメイベントにありがちなユルさがいい意味で皆無。本当にガチで仕掛けてくるので、こちらも挑戦しがいがあるというものです(笑)。道すがらチェックしていたクイズラリー第2弾の問題も、第1弾以上に難問が揃っていて「これはしっかり準備して挑まないと……負ける!」と判断し、この日のチャレンジは中止しましたし。
このスタンプラリーで、景品交換所を解読できないという人がけっこういると聞きましたが、確かにこれは大洗に何回か来てないと少し難しいかも。もしわからない時は、素直に現地に居る他のガルパンファンに助言を求める方がよいかも知れませんわ。交換所の場所を明かすのは禁止なので、解読する際のヒントだけ。
・意味不明なヒントは無視すべし
今回のラリーの難易度を上げている最大の原因が、ほとんどヒントになっていないヒントが混じっている点かと。カバさんチームはまだいいのですが、アヒルさんチームの場合はヒントとして機能しているのが二つだけなので、そのわかりやすいヒントだけで解読するのが良いかと。
・宝(景品)探しの基本は地図を見ること
カバさんチームのヒントは「スタンプラリー用紙のマップ」と照らし合わせて考えること。
・大洗でのガルパンの展開を振り返って見よう
アヒルさんチームの意味が通じるヒントは、大洗でのガルパンのイベントやグッズ展開に関係があるかも?
そんなこんなでウスヤ精肉店で串カツ食べたり、道すがらの人なつっこいワンコをもふったり、キャプテンPOPの鳥孝で限定復活の礒辺唐揚げ食べたりしながらスタンプを集め、二カ所の景品交換所を割り出して、そこを目指してひたすら歩く……そして再び商店街へと歩いて戻り、祭りの屋台をチェック&飯岡屋水産で家への土産を買い込んだり(いつもここで地元魚介の一夜干しを色々買うのだけど、今回は「鮎の一夜干し」という珍しいものも購入。早速焼いて食べたけど、塩焼きで食べるよりも旨味が凝縮されてる感じで実に美味し。大洗に行かれた際には要チェックのお土産ですわ)して、三度車に戻って荷物の積み込み。
そして今回の歩行距離は9キロ……これで合計13キロ(^_^;)
今回入手したイベント限定&新作のバッジ。絵柄がダブって複数あっても嬉しい、ガルパンファンにとっては大洗聖地巡礼の撃墜マークみたいな存在ですね。
■ガルパン関係のイベントはこれでクリアしたので、残るは八朔祭り見物。最初は地方の侘びた夏祭り的なものを想像してたのですが、こんなに賑やかで活気溢れる祭りだとは思いませんでした。
商店街を練り歩く合計4台の山車、通りを埋め尽くす美味い屋台の数々、あちこちで行われる踊りや和太鼓にブラスバンドなどのアトラクションの数々、そして商店街を埋め尽くす人の波。ここまで盛り上がる夏祭りはそうそうないのではと。曲がり松商店街のステージイベントでラジコン戦車道や痛自転車コンテストといったガルパン絡みのイベントもあるとはいえ、ガルパン目当てで訪れた人達も地元の人と交じって祭りを楽しんでいる姿あちこちで見受けられ、何とも活気と多幸感あふれる空間がそこにはありました。ガルパンというカンフル剤が風評被害を消し飛ばし、この祭りの賑わいにも一役買っているんだなと思うと、何とも嬉しい気持ちで一杯になりましたわ。
他にも消防団による消防車展示には自動車部&秋山一家、、お茶の体験コーナーには華さん母子&新三郎、サンダース後援会を名乗っている飯岡屋の店先にはケイ・アリサ・ナオミとキャラクターPOPがあちこちに駆り出され、山車に大洗女子学園の校章があしらわれ、地元の子ども達のダンスチームがあんこう踊りを飛び入りのガルパンファンと共に披露したりと、ガルパンは本当に大洗の風景の中に溶け込んでるんだなというのがあちこちで実感できたのも収穫でした。大洗町はガルパンのファンになり、ガルパンファンは大洗町のファンになる……大洗が他の聖地とは違った盛り上がりを見せているのは、そんな町とファンの関係性ゆえなんだろうなと。
■たっぷりと祭りを堪能して、午後8時半頃に大洗を離脱。祭りの間も歩き回った結果、この日自分が大洗で歩いた合計距離は約16キロ……我ながら歩きすぎにもほどがありますね(^_^;) 大洗巡り用に、車に積める折りたたみ自転車の導入も本気で検討した方が良いのかも知れないなあ……。
そして、今回の大洗巡りのシメはクックファンでのガルパンかつ……いや、今回の目的の一つに夏コミ新刊「FUN TO PANZER!」をお世話になってる大洗のお店に進呈するという目的があり(今回は肴屋本店、ウスヤ精肉店、江口又新堂にお渡ししてきましたー)、クックファンの常磐氏にも渡さなくてはならないなと。日曜夜のラストオーダー間近という時間だったためか、待たされることなく美味しいカツを堪能。常盤氏は不在でしたのでお店の方に同人誌を預けて、すべてのミッションは終了-。
■一ヶ月以上ぶりの大洗と祭りのテンションにあてられてハッスルしすぎたのか、翌月曜日には疲れで夕方まで動けませんでしたわ……でも、問題が切り替わる前にクイズラリー第2弾に挑戦しておかないと! そんなわけで、土曜日辺りにまた行ってくるかも知れませぬ(^_^;)