「うさぎ山商店街」こと出町桝形商店街に行ってみた
■仕事が一段落したの間隙を縫って、昨年に続いて冬の京都へ。できれば昨年同様に京都の節分を楽しみたかった所ですが、今年はちょうど週末と重なっているためか常宿のホテルも満杯だったので、今回は東寺の初天神に合わせての来京となりました。
■今回は今年の健康や仕事の祈願がてらの寺社巡りメインのぶらり旅なので、初日は東寺と北野天満宮を参拝。北野天満宮から出町柳に向かうバスがちょうどあったので、現在放送中の『たまこまーけっと』の舞台のモデルとなっている、出町桝形商店街へと立ち寄ってみることに。作品的にはまだキャラの押し出しが弱いかなとか、話がまったりしすぎかなとか、様子見しつつ見ている感じなのですが、この界隈をじっくりまわった事がなかったのでこの機会にということで。
まずは商店街への道すがら、河原町通り沿いにある行列のできる名店「出町ふたば」に。店構えは違うけど、たまこの豆餅(豆大福)のモデルはやはりここでしょう。平日なので行列も少なかったので、すぐに買えたのはラッキーでした。
豆餅の他に薄皮のあんこ入り餅にきなこをふった「うぐいす餅」も購入。しっとりした餅の軟らかさとたっぷり練り込まれた赤えんどう豆の食感のコントラストが快感すら誘う美味い餅でした。自分が行った時は売り切れていたけど、あんこ無しのバージョンもあるそうなので、そちらにもぜひチャレンジしたいところですが。
■そして今回の本命の出町桝形商店街へ……
狭いながらも生活感と活気に溢れ、店もそこに住む人達の暮らしに密着した店ばかり……「たまこまーけっと」の劇中でおなじみの店もあるからってだけでなく、アニメがこの商店街の雰囲気や空気感もしっかり作中に取り込んでいるんだなってことが実感出来ました。自分は唐揚げ屋さんで「おかあさんの唐揚げ」を買って、それをかじりながらぶらつきながら、そんな空気を堪能してみたり。
■ちょっと路地を入るとなんか見覚えのある風景が。
ガイドブックなどにもよく取り上げられている町屋レストラン「出町ろろろ」と、牛&ホルモン専門精肉店「ミートフーズ ヤマダ」。たぶんここがたまこともち蔵の家のモデルなんでしょうか。
■この後は下鴨神社を参拝した後、叡山鉄道で一乗寺に行き、京都に来た際にいつも立ち寄る人気書店「恵文社一乗寺店」へ。そこで見つけたのが、出町桝形商店街にある「風の駅」というお店が出したミニコミ誌「気になる京都 あの店・この店」。フルカラーの品の良い印刷と作り、地元住人ならではの視点で描かれたおすすめスポットの紹介も素晴らしいのですが、もっとも魅力的なのが出町桝形商店街の詳細なガイドブックという点。「たまこまーけっと」聖地巡礼で訪れた際には、ぜひこの本を手に入れて商店街自体をたっぷり楽しんでほしいところ。単にアニメに出た場所を訪ねておしまいではなく、その町そのものの魅力を楽しんで、作品をより深く楽しむことにつなげることが、聖地巡礼の醍醐味だと思うので、それには最適な本だと思います。
※追記
Twitterの方で駅は「出町柳」だけど商店街の方には「柳」は付かないとの指摘があったので訂正しました。あと「枡」も簡略形じゃない方の「桝」だったので合わせて訂正……地元の皆様、申し訳ありませんでした。
あと上で紹介している「気になる京都 あの店・この店」は、商店街内の「風の駅」と、商店街入口にある「ブックスヤスモト」でも販売していましたので、出町桝形商店街に直接行って現地購入も可能ですので、ぜひ! まあ今日も行っちゃったから気付いた情報ですが(^_^;)