■ちょっとほったらかしにしていた京都旅行・二日目の写真を整理して、さあアップしようと思ったら、またmixiフォトアップローダーが動かない! 今回はもう学習したので、早々に見限ってIE8からmixiにアクセスして直接アルバム製作&アップロード。そんなわけでアルバム「『けいおん!』聖地巡りの旅・その4」をマイフォトとmixiフォト・全体公開アルバムにてアップしましたので、よろしかったら見てやってください。
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=422201186326668&owner_id=16227
■今回の宿にしたJR京都駅直結のホテル「
グランヴィア京都」は静かで高級感もあって、サービスも良くてすごくオススメ。
窓からの風景も絶品でしたし、朝食バイキングも美味でございました。部屋備え付けの寝間着があまりに快適だったので帰りに買ってきてしまったし(値段は三千円也)、京都に行く際の定宿にしたいぐらい気に入りましたわ。
■初日の夕食は『ネイチャージモン』で取り上げてた、日本最古の関西すき焼きのお店「
三嶋亭」。
ある意味、今回の京都行きの目的の一つがこれだったので。
思い切って一番高い12000円の三嶋亭コースを頼み、仲居さんにつきっきりで世話してもらう初めての食事に緊張しつつも、最初の肉を口にする……唇でかみ切れる程柔らかく、肉と脂のコクと焼けた砂糖と醤油の織りなす甘辛さと卵の柔らかな味わいが絡み合って、今まで食べてたすき焼きとは全然違う食体験に一発でやられてしまう。あまりにうまくて、普段なら苦手で残してしまう漬け物までおいしくいただいてしまう。食後には熱いお茶と梨とメロンのフルーツがついて、これなら12000円も納得してしまうぐらい美味しかったですわ。泡銭でも手にはない限り、もう二度と食べる機会はないかもしれないけど、いい経験させてもらいましたわ。
■三嶋亭を出た後、やはり『ネイチャージモン』で紹介していたイノダコーヒーにも寄りたかったのだけど、ホテルを出る前のデジカメ撮り込みのトラブルで時間を食ってしまったので立ち寄れず。
「あれ(すき焼き)だけじゃ食い足りないから、何か他に食べるものは……」と思っていたら、胃にドカンと重みが……これがジモンの言っていた「すき焼きの罠」(すき焼きは糖分が高いので、急激な血糖値の増加が脳に満腹のサインを送り、胃に余裕があっても満腹感を感じて食べるのがつらくなるというもの)かとちょっと感動w
腹ごなしに夜の三条あたりをぶらついてると、『けいおん!!』13話で憂と梓が入った映画館のモデルになったMOVIX京都が! ポイントカードもあるから何かレイトショーでもと思ったけど、すでに最終上映が終わっていたので断念。おとなしくバスに乗ってホテルへ帰る事に。
■9月3日の昼にホテルをチェックアウト。帰りはまたJRなので荷物はフロントに預けておいて、バスの一日乗車券を買って下鴨方面へ……でも、その途中の京大近くで降りて、『四畳半神話体系』の下鴨湧水荘のモデルになった吉田寮を見に行く。
廃墟一歩手前の古色蒼然ぶりが、まだまだ夏真っ盛りの陽射しといいコントラストを描いていていい感じ。中まで入ってみたかったけど、さすがに怒られそうなので外観を一通り見物してから、歩いて下鴨へと向かう。
■
町並みをひやかしながら叡山鉄道の出町柳駅に到着。
ここから『けいおん!』の聖地である修学院に行く予定だけど、ここまで来て下鴨神社をお参りしないわけにはいかない。
真っ直ぐ神社に向かわず鴨川の河原の方をぶらり。
『四畳半神話体系』第1話で「私」と小津がカップル達にロケット花火ぶっ放したところだよなあと思いつつ歩いていたら、『けいおん!』OPで唯たちが川遊びをしていたのと同じ光景が。あれも鴨川だったのか……唯たちがキャイキャイ遊んでいるところをロケット花火で襲撃する「私」というシーンを妄想しつつ、飛び石を渡って向こう岸へ。
『四畳半神話体系』で「私」が先輩のラブドールを攫って逃げてきた場所にも遭遇。何だか『けいおん!』『四畳半』どっちの聖地巡りしてるのかわからなくなってきたw
■参道の木陰でしばし涼みつつ、下鴨神社本殿へと向かい仕事と人生の先行きに光明をと参拝。趣味で集めている御朱印もいただく
■下鴨神社から再び歩いて出町柳駅へと向かう。
途中で大文字焼きの山が見えたので一枚。あそこらへんが確か唯の家の近くのハズなんだが……。
■豊郷行きに続いてまたもワンマンローカル線に乗って、唯たちが住む町のモデルである修学院へ。
おお、ちゃんとムギが降りてくる駅の改札が! 唯たちが買い物しているアーケードが! 入口の所に「けいおん!の商店街」というお手製看板があったけど、アーケード自体は小規模で特にお店などでは『けいおん!』絡みのことはやっていない様子。ひょっとしたら喫茶店とかに入れば何か特別メニューでもあったんだろうか。
■修学院の通りを左に曲がって、ひたすらてくてくと歩き松ヶ崎へ。そちらの方に唯の家の近所にあたる場所があるとのことで、あたりを見回せば何となしに見覚えのある風景が。さらに道沿いにはポルシェとメルセデスのディーラーなんかもあったりして、ここらへんに住んでいる唯も、やはりそこそこいいとこのお嬢さんなんだろうかなと思ったり。
住宅街の路地に現れた鳥居と大黒様への参道……ここが唯の家にあたる場所で、この先にある割と急な階段を上がっていくと、日本最古の大黒天と言われる
松ヶ崎大黒天が。何とも侘びた雰囲気のある境内を堪能しつつも「あれ? 憂や梓が唯たちの合格祈願してた神社とは何か違うような」という疑問が。まあ、それは脇において参拝を済ませ、作家さんに頼まれたお札を買ったり、御朱印をいただいたり。
境内の休憩所で一息つきながらiPhoneで神社の情報を検索したところ、『けいおん!!』22話の神社は場所的には松ヶ崎大黒天だが、神社そのものは
宇治市木幡の許波多神社がモデルだとのこと。うーん、出発前に気づいていれば、まず京都駅から奈良線で木幡に行って、こちらを参拝してたんだが。まあ、それは次の機会にということで。
※いま22話見返してたら、Aパートで憂と梓がお参りした神社は松ヶ崎大黒天で正解だったのね。Bパートで梓が一人でお参りしたのが許波多神社か。ごっちゃになっていたわ。
■再び叡山鉄道で出町柳に戻り、そこからタクシーで今回行ってみたかった
晴明神社へ。
安倍晴明を祀っているということで、割と古びて禍々しい雰囲気を想像していたのですが、何かこぢんまりとしていて小綺麗な神社だったので意表を突かれるw お守りもバリエーション豊富だったり、晴明神社のポジフィルムが挟み込まれ「いつでどこでも晴明様を拝める」という触れ込みの遙拝お守りなるものまであったり、色々とニーズがあるのだなあと。お土産にちょうど良かったので、魔除けシールを複数枚と自分用にお守り何種かを買い込み、仕事の成功とそれを阻むものの撃退を願って絵馬を奉納……我ながらちょっと切羽詰まってますね(^_^;)
■晴明神社からバスで二条城へ。お城の見学時間はすでに終わっていたけど、こちらにうまい京漬け物の店があるとのことで、お土産用にと足を運ぶ。古い町屋などが並ぶ中にあったのが、
井垣屋という小さなお店。気のよさそうなおじいちゃんとおばあちゃんがやっていて、何ともいい雰囲気。試食させてもらった「はじかみ生姜」が何ともいい感じに使ってて美味しかったので、それとゆず大根をいくつか購入。
気がつけば時間は午後5時近く。気がつけば朝にホテルで食べた朝食バイキング以来何も食べてなかったので、いい休憩&食事の場所はないかと当て所もなく放浪……辿り着いたのが、「
Dining+Cafe&Bar閏」という店。ちょうどディナータイムに切り替わる前だったので客もいなくて静かだったので、ここでアイスティーを頼んでしばしまったり。
食事はイタリアンがウリということで、サラミとオニオンのピザを頼んだのですが……これが大当たり。生地を一度オリーブオイルで揚げてから、さらに具を載せて釜で焼くという二度焼きなので、生地が厚手のナポリタイプなのにさっくり香ばしくてすごく自分好みの食感。揚げてあるけど胸やけとかすることもなくあっさり食べられて、あっという間に一枚平らげてしまう。ランチタイムだとこだわりのパスタも食べられるらしいので、こちらもまた挑戦したいところです。
■「閏」を出てから、地下鉄の駅までぶらぶら歩き、国際まんがミュージアムをちょっとのぞいてから、地下鉄で京都駅へ。
いい感じの京都駅内を撮影してから編集部用のおみやげの買い足し。あとは午後8時ののぞみの時間までホテルのロビーでまったりと休んでから帰途に。かくして思いつきと行き当たりばったりな滋賀・京都『けいおん!』聖地巡りの旅は幕を閉じたのでした。
写真貼り忘れていたかもしれないので、改めて豊郷小限定『けいおん!』グッズを。トンちゃんパンは帰りののぞみ車内でおいしくいただかせていただきましたw
■異常な猛暑には色々と打ちのめされたけど、いい宿と天気と人に恵まれて充実した旅を楽しむ事ができましたわ。今度は『けいおん!』絡み以外で京都を楽しむために、また再訪したいところですね。次は親も行きたがるだろうから、さすがに『けいおん!』聖地巡りは難しいと思いますし(^_^;) 豊郷小はけいおんカフェのやっている休祝日に行って見たいかなと思う反面、バカ騒ぎするタイプの輩に雰囲気壊されたくないから、行くとしたらまた平日かなと。あの静寂の空間は本当にクセになりますから。