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週刊誌の『HD DVD撤退でユーザーの泣き笑い』的な記事に泣き笑い

 仕事帰りの電車内で、今週の週刊プレイボーイに「東芝のHD DVD撤退でユーザー涙目w」的な記事が大きく載っているのを知り、本屋でちょっと読んでみたのですが……こんなヨタ記事読まされたこっちが泣き笑いだよ(;´Д`)って内容でしたわ。

 同様の記事は週刊文春の方にも載っていたのだけど、そこに出てくるHD DVDユーザーっていうのが、あまりにもあり得なさすぎて笑うしかないというか。

「せっかく冬のボーナスはたいて買ったのに、もう撤退だなんて……ベータの悲劇再びですよ。一緒に買った映画のソフト3枚を繰り返し見るしかないんでしょうか……」

 文春の記事に載っていたユーザーの嘆きの声がだいたいこんな感じ。「ベータの悲劇」とか言い出すような知識のあるヤツが、現状も鑑みずにRD-A301(冬のボーナスはたいて買ったのなら、たぶんこれだろう)買うとも思えないし、映画のソフトだったらそこそこの本数が出ているんだから、嘆く必要もないだろうに。むしろ在庫処分で安く買える可能性だってあるんだし。

「お得意さんに納入した直後にこれですからね。「録画した『サザエさん』をレコーダーごと捨てろっていうのか」と怒鳴られましたよ」

 こちらはプレイボーイの記事に登場した、とある東芝系電器店の店長の声ですが……『サザエさん』をハイビジョンで録画して、無劣化でHD DVDに保存するようなユーザーが、はたしてこの世に存在する確率はどれくらいのものなのか、誰か教えて下さいw ていうか、この店長も相手がお得意さんだったら、HD DVDが必要なライフスタイルを送ってるかどうかぐらいわかるだろうに。なんで普通の地デジ対応RDを勧めないんだかなあ。

 どちらの記事にも共通することなんだけど、書いているライターが「HD DVDデッキはHD DVDしか使えない」という思い込みを前提に、記事の内容やユーザーの嘆きを組み立ててるとしか思えないんですよね。
 従来機との互換性がある形式でのDVDへの録画・保存もできるし、無論プレイヤーとしてだって機能する(しかもアプコン)。「アメリカではユーザーによる返品・訴訟が起きる可能性も高い」というけど、プレイヤーの値段と日本以上のソフトの品揃えを考
えれば、そんなことするよりも使い倒して楽しむ方がよっぽどいいわけで。

 ゴシップ週刊誌の記事に多くを求める気はないけど、「ユーザーの悲劇」っていう結論ありきで記事をつくるあまり、ありえなさすぎるユーザーの声を作っちゃうのはどうかと思いますわ。これが作りじゃなくて実在するユーザーだったとしたら……同じHD DVDユーザーとして「選んだお前がバカなだけだ」と言うしかないです。

 あと週刊文春は、記事のシメに東芝社長の土下座発言を引用して「ユーザーに土下座するべき」とか書いているのには、なんだかなあという気分に。実際のユーザーでもないのに、そんなこと声高に吠えるのって、まるで「取材と賠償を要求(以下略」な方々と一緒だろうに。この土下座ネタを嬉しそうに持ち出したり、ユーザーの一喜一憂をウォッチしてますとか言ってるブログやニュースサイトも同類だよねー。

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