なぜか最近あちこちで再評価(?)されている傑作コミック『孤独のグルメ』(AA)。
ほぼリアルタイムで読んでいたこともあり、他のファン同様に街歩きしながら『孤独のグルメ』ごっこなんかをしたりもしてたのですが、昨日は浅草方面に出向く用事があったので、劇中に登場した豆かんの美味い甘味屋・「梅むら」にいくことに。当然のことながら、目標は「煮込み雑炊を頼んで断られる」 だ。
劇中で主人公は、この店で「煮込み雑炊」「煮込み雑煮」の冬メニューを頼んで、「それは11月からなんで」と断られて(´・ω・`)にょろーんとなって、豆かんを食べるのですが……昨日は10月31日。明日から煮込みメニューがスタートするので、『孤独のグルメ』ごっこをするには、これを逃したら半年以上待たなくてはならない(まあ、そんな必死になることでもないけどな)。このラストチャンスを活かすべく、浅草5656会館裏の「梅むら」へ到着し、店内へ……。
「一日前だから、ひょっとしたら今日から煮込みメニューを食べられたりするかも。その時は餅のある雑煮を頼もう。断られたら、安倍川餅と豆かんのコンボで……うん、悪くないぞ」
などと思いながらメニューを見ると……煮込みメニューがない?Σ(゚Д゚) いや、別のファンサイトで季節外は「煮込み雑炊」「煮込み雑煮」の部分にテープが貼ってあるので、実は劇中と同じ事は出来ないと知ってはいたんだけど、目の前にあるメニューはそんな痕跡もない新しいメニュー……煮込み系だけじゃなく、並んでいるのは甘味ばかりで安倍川などの餅メニューも消えている? 店主にさりげなく「あの、安倍川とかは……」と聞くと、「もうやってないんですよー」との返事が。
うーん、この店に来る大半の客の目当ては豆かん、みつ豆、あんみつだから、あまり出ない餅メニューはやめて、甘味に集中することにしたんだろうか。そして安倍川すらないということは、煮込み雑炊や雑煮も当然……orz
「今日の俺には、この豆かんのうまささえどこか上滑りしていく……
あの煮込み雑炊のない浅草かあ……」
まあ、別にそこまで思い入れがあるわけじゃないんだけど、何となく時代の流れを感じるなあと。そのせいか知らないが、母親への土産に買った豆かんを編集部の冷蔵庫に忘れてきてしまった……orz。まあ一日ぐらいは大丈夫だろうけど。