次世代DVDの音と映像を体感できる「HD2 EMOTION!@表参道ヒルズ」

　昨日は午後から原宿は表参道ヒルズへ。５月15日から28日まで、ドルビーラボラトリーズによる次世代ＤＶＤも含んだＨＤ映像向けドルビーサラウンド技術のデモンストレーションイベント「HD2 EMOTION!@表参道ヒルズ」が開催され、そのオープニングレセプション取材にいってきたわけです。

　イベントの詳細はリンク先にありますが、ＨＤ仕様のドルビーサラウンド技術「ドルビーTureHD」「ドルビーデジタルプラス」を実際に体感できるデモ映像上映を中心に、毎日12時＆18時より実機を使ったブルーレイ＆ＨＤ ＤＶＤの上映デモ（昼・ブルーレイ＆夜・ＨＤ ＤＶＤといった具合に、日にちごとに前後入れ替わり）。そして土日にはＨＤ版『攻殻機動隊ＳＡＣ 2ndGIG』上映(5/20～21、28日は16時から。27日のみ15時から)もあったりと、かなり見応えのあるＨＤコンテンツが楽しめそうです。ただ、会場に作られたシアタールームは９名程度しか入れないので（外から立ち見はできるけど）、じっくり楽しみたい人は上記のリンク先にある事前予約必須かと（特に『攻殻』は競争率高そうな気が）。

　今回のレセプションでは「ドルビーTureHD」のデモ映像のみ楽しむことが出来たんですが……ハイデフで一番重要なのは、映像よりも音だなあってことを実感しましたわ。ＨＤ映像は何だかんだで視覚でしか受け取れないけど、ＨＤな音声は聴覚の他に音の広がりや空気の震えによって臨場感を体全体で体感させてくれます。日本の住宅事情を考えると、どこまで家庭での再生環境でこだわれるかはわかりませんけど、自宅でHDを楽しむなら出来る限り音環境に金をかけた方がいいんじゃって気分にさせてくれるイベントになりそうです。原宿も歩いて回ると色々楽しいですし、表参道ヒルズにも京商のラジコン＆ミニカーショップや文房具ショップ「デルフォニックス」みたいなホビー系の良い店もあるので、遊びがてらイベントをのぞきに来てみるのも楽しいかと。ツボにはまるとえらい散在しちゃいますけど（自分もランボルギーニ・イオタの1/18精密モデル、仕立屋ジブリの夏物開襟半袖シャツ、吉田カバンの新作書類ケースを買って４万近くぶっ飛び……orz）。

　そういえば、リリースの中にあった「ドルビーTureHD」「ドルビーデジタルプラス」の技術資料を読んで気になったんですが、両技術共にHD DVDでは必須音声だけど、ブルーレイではオプション音声になっているんですよね。特にデジタルプラスのビットレートは規格としては最大6Mbbsで、ＨＤ ＤＶＤは最大3Mbbs、ブルーレイは最大1.7Mbbs。これはブルーレイが容量的な優位性と画像重視な方向性をとっているため、サウンド面はオミットされ気味だってことなんだろうか？