最近の買ったオススメ本
『トンデモ本の世界S』
『トンデモ本の世界T 』
と学会/太田出版
コミケで毎回本を買わせてもらっているせいかも知れないが、あまりご無沙汰という感じはなかったんだけど(同人誌からの再録もいくつかあったし)、このスタイルでのと学会本は3年ぶりだったんですね。相変わらず面白かったんだけど、まさか唐沢氏による『動物化するポストモダン』(東浩紀)の項で『歯車党日記』が参考リンクとして紹介されているとは思わなかったので、店頭で読んだ時にはマジで腰が抜けるかと思いましたorz。そして、それはすなわち「オタク大賞に見るオタク論壇の行き詰まり」を唐沢氏本人に読まれたことでもあるわけで、ちょっとガクガク((゚Д゚;))ブルブルもんでございました。まあ、結果的にリンク修正のメールの返事で唐沢氏から件のBLOGに関するちょっとした感想もいただけて、裏モノ日記の話題にもなったのはあの日記のファンとしては嬉しい限りでしたけど(^_^;)。
色々と話題の『動ポモ』批判に関しては「言ってることはもっともだけどトンデモ本としてやるのはちょっとどうかな」と思いましたが、その後に書かれているやおいとフェミニズムを強引に結びつけた『NASA/トレック』も方向性としては似たような物だったので、あながち間違ってはいないのかなという感想に。東氏も最近のWinny開発者逮捕関連の話題などでは、しっかりとした正論を述べられているだけに、やっぱ無理矢理オタクと哲学・現代思想を一緒くたにしようとするからおかしなことになるんだろうなと思わずにはいられません。
この同時発売の2冊、『S』の方が売れているとのこと。『動ポモ』絡みのバトルを期待するウォッチャー系オタクの購買分が聞いているのかなと思いつつも、読んでみた感想ではストレートにトンデモぶりが楽しめる本が多い『S』に対し、『T』はと学会マニアとでも言うべき上級者向けのネタが多いせいなのかなと。
『おな☆チャン 雄名川チャンネル制作株式会社』
矢凪まさし/双葉社
一冊丸々野暮ったい眼鏡ッ子ヒロインのあられもないエロシーン満載という、まるで俺のために用意されたようなエッチコミックです(笑)。
就職難のおかげでCS向けアダルト番組制作会社に勤めるハメになった眼鏡ッ子・坂本滋が、色々とエロい目に遭いながらもADとして成長(?)していくという内容なんですが、あとがきを読む限り現場レベルで色々とあったらしく(連載途中でえらく長く休載してたし)、物語的にはあまり盛り上がりのないまま終了しているのが残念。その分、あまり余計なことを考えずに眼鏡ッ子エロに没入できるという利点はありますが。巻末に収録されてる前後編『私という名の宇宙人』もヒロインが野暮ったい眼鏡ッ子なので、業の深い眼鏡ッ子萌えな方々の需要は存分に満たしてくれる一冊です。
余談だけど、眼鏡ッ子萌えを全面的にうたっているタイプの作品よりも、こういう自然体で眼鏡づくしという作品の方が、眼鏡ッ子萌えのツボを突く作品が多いと思うのは俺だけでしょうかね。この作品の場合は、矢凪氏のシンプルなタッチが眼鏡ッ子の素朴さをいい感じで引き立てている点も見逃せないっす。
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